おせちは手作りと市販をどう組み合わせる?

おせちは手作りと市販をどう組み合わせる?

おせちは、すべてを手作りするよりも、作りやすい料理だけ手作りし、時間のかかる料理や少量でよい料理を市販品にすると無理なく準備できます。たとえば、煮しめやなますを手作りし、黒豆・栗きんとん・伊達巻などは市販品にする組み合わせです。

家族の人数、作れる時間、好み、保存のしやすさによって適した組み合わせは変わります。まず「手作りしたい料理」と「買ったほうが負担を減らせる料理」を分けることがポイントです。

おせちを手作りと市販で組み合わせる基本の考え方

手作りと市販の割合に決まりはありませんが、手作りは2〜4品、市販品は数品という組み合わせにすると、準備の負担を抑えながら手作り感も出しやすくなります。

次の3つの基準で料理を分けると、献立を決めやすくなります。

  • 手作りしたいか、家族が特に楽しみにしているか
  • 調理にかかる時間や手間が大きいか
  • 少量だけ必要で、市販品のほうが無駄が出にくいか

「全部手作りできるか」ではなく、どの料理に時間を使いたいかを先に決めると、無理のないおせちになります。

手作りに向いているおせち料理

手作りに向いているのは、家庭の味を出しやすく、普段の調理に近い料理です。味付けを家族の好みに合わせやすい点もメリットです。

料理 手作りしやすい理由
煮しめ 具材や味の濃さを家庭の好みに合わせやすい
紅白なます 材料が比較的少なく、作業を分けやすい
たたきごぼう 下ごしらえと和える作業が中心で、少量から作りやすい
田作り 少量でも作りやすく、日持ちを考えやすい
筑前煮 普段の煮物に近く、食べる人数に合わせやすい

特に煮しめやなますは、家庭によって味付けが異なりやすい料理です。家族が食べ慣れた味にしたい場合は、これらを手作りにすると満足しやすくなります。

市販品に向いているおせち料理

市販品に向いているのは、下ごしらえや加熱に時間がかかる料理、少量だけ用意したい料理です。

料理 市販品にするメリット
黒豆 長時間の調理を省ける
栗きんとん 裏ごしや味の調整の手間を減らせる
伊達巻 焼く工程や形を整える作業が不要になる
かまぼこ 切るだけで盛り付けやすい
昆布巻き 巻いて煮る作業を省ける
数の子 塩抜きなどの下処理を減らせる商品もある

市販品を選ぶときは、内容量、賞味期限、保存方法、開封後の扱いを確認します。特に、冷蔵が必要な商品を常温で保管しないよう、購入時に表示を確認してください。

おすすめのおせちの組み合わせ例

手作り感を残しながら負担を減らす組み合わせ

初めて手作りする場合は、次のような組み合わせが取り入れやすいでしょう。

  • 手作り:煮しめ、紅白なます
  • 市販:黒豆、栗きんとん、伊達巻、かまぼこ

煮しめとなますで家庭の味を出し、時間のかかる料理は市販品にします。彩りも整えやすく、調理する品数を絞れます。

料理が苦手な人や忙しい人向けの組み合わせ

調理時間をできるだけ短くしたい場合は、手作りを1〜2品に絞ります。

  • 手作り:紅白なます、簡単な煮物
  • 市販:黒豆、栗きんとん、伊達巻、かまぼこ、昆布巻き、数の子

市販品を重箱に詰めるだけでも、盛り付け方を工夫すればおせちらしく見せられます。大皿に盛る場合は、料理ごとに小皿や仕切りを使うと味が混ざりにくくなります。

家族の好みを優先する組み合わせ

家族がよく食べる料理だけ手作りし、人気のない料理は無理に用意しない方法もあります。

  • 子どもが食べる料理:伊達巻、栗きんとん、かまぼこなどを購入
  • 大人が好む料理:なます、田作り、数の子などを好みに合わせて準備
  • 家族で食べる料理:煮しめを手作り

おせち料理の品数をそろえることよりも、食べ切れる量を準備することが大切です。食べ残しが多くなりそうな料理は、少量パックを選ぶか、用意する品から外します。

手作りと市販を組み合わせる順番

準備は、保存しやすい料理から始め、当日に盛り付ける料理を最後に回すと進めやすくなります。

  1. 作る料理と買う料理を決める。家族の人数と食べる量を考え、手作りする品数を絞ります。
  2. 市販品を確認する。内容量、賞味期限、保存方法、受け取り日を確認して購入します。
  3. 手作りする料理の材料をそろえる。調味料や飾り用の食材も含めて、不足がないか確認します。
  4. 保存しやすい料理から作る。料理ごとに冷蔵や冷凍の可否を確認し、表示やレシピに従って保存します。
  5. 市販品を開封し、必要に応じて切り分ける。開封後の保存方法や期限は、商品の表示を確認します。
  6. 食べる直前に盛り付ける。汁気のある料理と乾いた料理を分け、料理同士の味が混ざらないようにします。

料理を作る日や購入日が早すぎると、保存中に味や食感が変わることがあります。作り置きする場合は、料理ごとの保存方法と食べられる期間を確認してください。

手作りと市販を組み合わせるときの注意点

市販品の味付けと手作り料理の味を確認する

市販のおせちは、商品によって甘さや塩分の感じ方が異なります。市販品を先に味見し、手作り料理の味を濃くしすぎないようにすると、全体のバランスを取りやすくなります。

購入量を多くしすぎない

おせちは少量ずつ複数の料理を食べるため、1品あたりの量が多すぎると余りやすくなります。家族が特に好きな料理は多めにし、それ以外は少量パックを選ぶと調整しやすくなります。

重箱に詰めるときは料理を分ける

汁気のある料理は、他の料理に味や水分が移らないよう、小分けの容器や仕切りを使います。市販品の容器から移す場合も、保存方法や食べるまでの時間を確認してください。

食べる人に合わせて用意する

小さな子ども、高齢者、アレルギーのある人が食べる場合は、食材や硬さ、味付けを確認します。商品のアレルギー表示や原材料表示は、購入前に確認してください。

迷ったときは「手間」と「人気」で決める

どれを手作りするか迷ったら、料理を次のように分けると決めやすくなります。

料理の特徴 選び方
家族がよく食べる、家庭の味にしたい 手作りを優先する
調理に時間がかかる 市販品を検討する
少量だけ欲しい 市販の少量パックを検討する
材料が余りやすい 市販品と手作りを比較する
切るだけ、和えるだけで作れる 手作りに回しやすい

たとえば、煮しめを家族の好みに合わせて手作りし、黒豆や伊達巻は市販品にする方法なら、手作り感と準備のしやすさを両立できます。最初に手作りする料理を2〜4品ほど決め、残りを市販品で補うと献立を組みやすくなります。

おせちは、すべてを手作りする必要はありません。家族が食べたい料理や味を手作りし、時間のかかる料理や少量でよい料理を市販品にするのが、組み合わせを決める基本です。まずは手作りしたい料理を2〜4品に絞り、人数に合う量の市販品を選ぶことから始めましょう。