おせちの野菜嫌いな子ども向けには、野菜を細かく刻んで卵やひき肉に混ぜたり、さつまいもやかぼちゃの甘さを生かしたりするレシピがおすすめです。無理に野菜の形を残すより、子どもが食べ慣れた味や食感に近づけると試しやすくなります。
野菜嫌いな子どもが食べやすいおせちレシピ
1. にんじん入りふわふわ伊達巻
にんじんをペースト状にして卵と混ぜると、野菜の形や食感が目立ちにくくなります。甘めの味つけで、伊達巻が好きな子どもにも向いています。
材料(作りやすい分量)
- 卵……3個
- はんぺん……1枚
- にんじん……30g
- 砂糖……小さじ2
- だし汁または水……大さじ1
- 油……少量
作り方
- にんじんの皮をむき、やわらかくなるまでゆでます。
- にんじん、卵、はんぺん、砂糖、だし汁をミキサーやフードプロセッサーでなめらかにします。
- 卵焼き器に油を薄くひき、生地を流し入れます。ふたをして弱火で焼き、表面が固まったら裏返します。
- 焼き上がったら、熱いうちに巻きすで巻きます。粗熱が取れてから食べやすい厚さに切ります。
ミキサーがない場合は、にんじんをすりおろし、はんぺんを袋の上からつぶして混ぜても作れます。にんじんの代わりに、やわらかくゆでたかぼちゃを使う方法もあります。
2. かぼちゃとさつまいもの茶巾きんとん
かぼちゃとさつまいもの自然な甘さを使う、野菜の形が分かりにくいおやつ感覚のおせちです。栗の甘露煮を使わなくても作れます。
材料(4個分)
- さつまいも……150g
- かぼちゃ……100g
- 砂糖……小さじ1〜2
- 牛乳または水……大さじ1〜2
作り方
- さつまいもとかぼちゃの皮と種を取り、火が通りやすい大きさに切ります。
- 蒸すかゆでて、竹串がすっと通るまでやわらかくします。
- 熱いうちにつぶし、砂糖と牛乳または水を加えて、まとまりやすい固さに調整します。
- ラップに適量をのせて包み、上をひねって茶巾形に整えます。
甘さは、さつまいもとかぼちゃの甘みに合わせて調整してください。子どもが見た目を嫌がる場合は、茶巾にせず小さな丸い団子状にしても食べやすくなります。
3. 野菜入りひとくち松風焼き
松風焼きは、鶏ひき肉を使ったおせち料理です。にんじんや玉ねぎを細かく刻んで混ぜると、野菜の味や食感が目立ちにくくなります。
材料(作りやすい分量)
- 鶏ひき肉……200g
- にんじん……30g
- 玉ねぎ……30g
- 卵……1個
- パン粉……大さじ3
- みそ……小さじ1
- 砂糖……小さじ1
- 白ごま……少量
作り方
- にんじんと玉ねぎを細かく刻み、電子レンジでやわらかくします。
- ボウルに鶏ひき肉、卵、パン粉、みそ、砂糖、加熱した野菜を入れて、粘りが出るまで混ぜます。
- クッキングシートを敷いた耐熱容器に厚さ1〜2cm程度になるように広げ、表面に白ごまを散らします。
- 火が通るまでオーブンやトースターで焼きます。粗熱が取れたら、子どもが食べやすい大きさに切ります。
焼く前に生地の一部を少量加熱し、味を確認してから全量を焼くと調整しやすくなります。野菜をさらに目立たせたくない場合は、加熱後に包丁で細かく刻むか、すりおろして加えてください。
4. にんじんと大根のやわらか紅白煮
紅白なますの酸味が苦手な子どもには、酢を控えた甘めの煮物にすると食べやすくなります。にんじんと大根を小さく切り、やわらかく煮るのがポイントです。
材料(子ども用に少量)
- 大根……50g
- にんじん……30g
- だし汁……100ml
- 砂糖……小さじ1
- しょうゆ……少量
作り方
- 大根とにんじんの皮をむき、子どもが食べやすい小さな角切りにします。
- 鍋にだし汁と野菜を入れ、やわらかくなるまで煮ます。
- 砂糖としょうゆを加え、さらに数分煮て味をなじませます。
- 食べる前に、子ども用の分を取り分けてから大人用の味つけを調整します。
大根やにんじんの食感が苦手な場合は、煮たあとに軽くつぶして、鶏つくねや卵焼きに混ぜる方法もあります。
子ども用のおせちを作るときの工夫
野菜の形を残すか、混ぜ込むかを選ぶ
野菜を見ただけで食べたくなくなる子どもには、すりおろす、ペーストにする、ひき肉や卵に混ぜる方法が向いています。一方、野菜を少しなら食べられる場合は、花形や小さな丸形にして、見た目を楽しめるようにすると試しやすくなります。
味つけは大人用から取り分ける
おせちは保存性を考えて濃いめに味つけされることがありますが、子ども用は薄味に仕上げます。最初から全体を濃くせず、子どもの分を取り分けてから大人用に調味料を足すと調整しやすくなります。
食べ慣れた料理と一緒に盛りつける
野菜料理だけを皿に出すより、卵焼き、鶏肉、さつまいもなど、子どもが食べられる料理と一緒に盛りつけるほうが手を伸ばしやすくなります。最初は少量だけ盛り、食べられなくても無理に勧めないことが大切です。
子ども用おせちで気をつけたいこと
固いものや大きな具材は、年齢に合う大きさとやわらかさに調整してください。特に白ごま、豆類、もち、固い野菜などは、子どもの年齢や食べる力に合わせて形を変えます。
手作りのおせちは、粗熱を取ってから冷蔵庫で保存し、食べる分だけ取り出します。卵や肉を使った料理は十分に加熱し、長時間室温に置いたものは子どもに食べさせないようにしてください。
野菜嫌いの子どもには、まず「食べられる味や形」に混ぜ込むレシピから始めると作りやすくなります。伊達巻にはにんじん、きんとんにはかぼちゃ、松風焼きには細かくしたにんじんや玉ねぎを使うと、おせちらしさを残しながら取り入れられます。







