小学生が食べやすいおせちは、一口で食べられる大きさに切り、料理を少量ずつ分けて盛り付けるのが基本です。重箱に詰めるよりも、子ども用の平たい皿や小さな仕切り皿を使うと、食べたい料理を自分で選びやすくなります。硬さ、骨、汁気、苦手な味にも配慮すると、箸が進みやすくなります。
小学生向けのおせちは「少量・一口サイズ・取りやすさ」がポイント
子ども用のおせちは、見た目を整えることよりも、料理の中身が分かり、手や箸で取りやすいことを優先します。最初からたくさん盛ると苦手な料理が目立つため、食べられそうな量だけを少しずつ盛り付けましょう。
- 料理を一口から二口程度の大きさに切る
- 料理同士を詰め込みすぎず、すき間を空ける
- 汁気のある料理と乾いた料理を分ける
- 子どもが好きな料理を手前に置く
- 何の料理か分かるよう、種類ごとにまとめる
一口の大きさは、年齢や食べる様子によって調整してください。大人と同じサイズをそのまま出すのではなく、口に運びやすい大きさか、箸でつまみやすいかを確認します。
食べやすいおせちの盛り付け例
子ども用の皿には、主菜、甘い料理、野菜や煮物を少しずつ組み合わせると、料理の種類が多く見えて楽しみやすくなります。
| 位置 | 盛り付ける料理の例 | 工夫 |
|---|---|---|
| 手前 | かまぼこ、伊達巻き | 薄切りまたは食べやすい大きさにする |
| 中央 | 栗きんとん、黒豆 | 少量を小さな器に入れる |
| 奥 | 煮しめ、にんじん、れんこん | 硬さを確認し、必要ならさらに小さく切る |
| 別の小皿 | えび、魚、昆布巻きなど | 骨や硬い部分を取り除いてから盛る |
たとえば、平たい皿の手前に伊達巻きとかまぼこを並べ、中央に栗きんとんを小さな器で置き、奥に煮しめを少量盛ります。色の違う料理を隣り合わせにすると、料理が見分けやすく、子ども向けの華やかな皿になります。
料理ごとの切り方と盛り付け方
かまぼこ・伊達巻き
かまぼこや伊達巻きは、厚すぎない食べやすい幅に切ります。扇形や花形に切ると見た目を楽しめますが、形を優先して大きくしすぎないようにしましょう。
伊達巻きは崩れやすいため、皿の端に寄せず、料理を取るときに動きにくい場所へ置くと取りやすくなります。
栗きんとん・黒豆
栗きんとんは、スプーンで取りやすい量を小さな器に分けます。黒豆は汁気を軽く切り、数粒だけを盛ると、箸でつまみやすくなります。
栗や黒豆の大きさ、硬さが気になる場合は、子どもが無理なく食べられる状態かを確認してから出してください。黒豆の汁がほかの料理に付くと、皿が滑りやすくなるため、別の器に入れると扱いやすくなります。
煮しめ
れんこん、にんじん、里いもなどは、子どもが箸でつまめる大きさに切ります。厚みがあるものや硬さが残るものは、さらに小さく切るか、柔らかさを確認してから盛り付けます。
こんにゃくは大きな三角形のままにせず、薄めで食べやすい形にすると、箸で取りやすくなります。煮汁が多い場合は、汁を切ってから別の場所に盛ると、ほかの料理が崩れにくくなります。
えび・魚・昆布巻き
えびや魚を盛るときは、殻、尾、骨など、食べるときに取り除く必要がある部分を確認します。魚は身をほぐし、骨が残っていないか確かめてから出すと安心です。
昆布巻きはかんぴょうなどの結び目が硬いことがあるため、食べにくそうな部分を外し、輪切りや小さめの切り分けにすると扱いやすくなります。
重箱より子ども用の皿や仕切り皿が向いている場合
小学生には、重箱から自分で料理を取らせるより、最初に子ども用の皿へ取り分けるほうが食べやすい場合があります。料理の位置が分かりやすく、取り分けの際に料理をこぼしにくいためです。
- 低学年には、浅くて滑りにくい皿を使う
- 料理ごとに分けたいときは、仕切り皿を使う
- 汁気のある料理には、小さな器を使う
- 箸が苦手なら、フォークやスプーンも用意する
- おかわり分は別にして、最初の皿を少なめにする
重箱を使う場合は、子どもが食べる料理だけを一段や一区画にまとめる方法もあります。大人用のおせちと同じ盛り付けにせず、子どもが選びやすい場所を作ることが大切です。
食べやすさを優先するときの注意点
見た目がかわいくても、串や飾りが多いと、子どもが料理を取りにくくなります。ピックや飾りを使う場合は、食べる前に外し、口に入る小さな飾りを子どもの皿に残さないようにします。
また、硬いもの、弾力の強いもの、大きくて丸いものは、年齢だけで判断せず、普段の食べ方に合わせて大きさや形を調整してください。食事中は座って食べるようにし、急いで食べたり、歩きながら食べたりしないようにします。
おせちは料理によって味が濃いこともあるため、子ども用には一度に多く盛らず、水やお茶も用意します。アレルギーがある場合は、材料や調味料を確認し、家族のおせちから取り分ける前に別に用意できるかを確認してください。
小学生が食べやすい盛り付けにする手順
- 子どもが食べられそうな料理を三〜五種類選びます。
- 骨、殻、硬い部分、食べにくい飾りを取り除きます。
- 料理を一口から二口程度の大きさに切ります。
- 汁気のある料理を小さな器に入れ、ほかの料理と分けます。
- 子どもが好きな料理を手前に置き、色の違う料理を隣り合わせにします。
- 箸、フォーク、スプーンを料理に合わせて用意します。
- 食べ始める前に、熱さ、硬さ、大きさ、骨の有無を確認します。
最初から完璧に盛り付ける必要はありません。子どもが食べにくそうにしていた料理は、次に出すときにさらに小さく切る、器を変える、別の料理と分けるといった調整をします。
小学生のおせちは、子ども用の皿に少量ずつ、一口サイズで、料理ごとに分けて盛り付けるのがおすすめです。好きな料理を手前に置き、骨や硬い部分、汁気を確認してから出すと、子どもが自分で選びながら食べやすくなります。







