おせちを作る品数を減らすときの決め方は?

おせちを作る品数を減らすときの決め方は?

おせちを作る品数は、食べる人数・好み・作業時間の3つで決めると減らしやすくなります。最初に「家族が必ず食べる料理」を2〜3品選び、残りは市販品や普段の料理で補う方法がおすすめです。

おせちの品数は「食べる料理」から決める

品数を減らすときは、伝統的な料理の数を先に考えるのではなく、家族が実際に食べるかどうかを基準にします。おせち料理は、すべてを手作りしなければならないものではありません。

まず、次の3つに分けて料理を書き出します。

  • 家族が毎年食べる料理
  • あれば食べるが、なくても困らない料理
  • ほとんど食べない料理

手作りするのは「家族が毎年食べる料理」から選びます。食べる人が少ない料理や、準備に時間がかかる料理は、市販品に替えるか、省いても問題ありません。

作る品数を決める3つの基準

1. 食べる人数と量で決める

人数が少ない家庭では、料理の種類を増やすほど食べ切るまでに時間がかかります。大人2〜3人なら、手作りは3〜5品程度に絞っても、十分におせちらしく整えられます。

一人あたりの量が少ない料理を何種類も作るより、よく食べる料理を適量用意するほうが、余りにくく満足しやすくなります。親族が集まる場合は、人数だけでなく、食べる量や他の料理があるかも考えます。

2. 家族の好みで決める

たとえば、甘い料理をあまり食べない家庭なら、栗きんとんや黒豆を無理に手作りする必要はありません。魚料理が人気なら、焼き魚や煮魚を残し、食べない甘味を減らすという決め方ができます。

迷ったときは、次のように「主役」と「少量で楽しむ料理」を分けると選びやすくなります。

役割 選び方 料理の例
家族がよく食べる主菜 1〜2品選ぶ 焼き魚、煮しめ、ローストビーフ
おせちらしい料理 1〜2品選ぶ 黒豆、栗きんとん、伊達巻
彩りや箸休め 0〜2品選ぶ 紅白なます、酢れんこん、かまぼこ

料理の例は一例です。家庭で食べる料理を優先し、表のすべてを作る必要はありません。

3. 作業に使える時間で決める

おせちは、料理そのものよりも、買い物、下ごしらえ、煮る時間、冷ます時間、盛り付けに手間がかかります。大掃除や年末の予定もある場合は、料理ごとに必要な作業時間を考えて品数を減らします。

特に、煮しめ、黒豆、昆布巻きなどは、材料の下処理や加熱に時間がかかりやすい料理です。短時間で準備したい場合は、下ごしらえの少ない料理を手作りし、時間のかかる料理を市販品に替える方法があります。

手作りする品数の決め方

手作りの品数は、次の順番で決めると無理がありません。

  1. 家族が必ず食べる料理を2〜3品選ぶ。
  2. おせちらしい料理を1品加える。
  3. 作る時間に余裕があれば、彩りや箸休めを1〜2品加える。
  4. 残りは市販品、普段の料理、果物などで補う。

たとえば、魚料理が人気の2〜3人家族なら、焼き魚、煮しめ、紅白なますの3品を手作りし、黒豆やかまぼこを購入する組み合わせが考えられます。これは一例であり、家族の好みに合わせて入れ替えて構いません。

品数を減らしてもおせちらしく見せる方法

品数が少ないときは、料理の種類を無理に増やすより、盛り付け方を工夫すると整って見えます。

  • 料理を大皿に詰め込まず、仕切りのある重箱や小皿を使う
  • 赤、白、黒、黄色、緑など色の違う料理を組み合わせる
  • かまぼこ、ゆず、葉物などを少量添える
  • 料理を一度に出さず、食べる分だけ盛り付ける

たとえば、煮しめの茶色が多くなった場合は、紅白なますやかまぼこを加えると色のバランスを取りやすくなります。彩りのためだけに、食べない料理を一品増やす必要はありません。

省く料理と市販品に替える料理の決め方

省くか市販品に替えるかは、次の基準で判断できます。

判断 向いている料理の特徴
省く 家族が食べない、他の料理で代用できる、なくても全体の量が足りる
市販品に替える 少量だけ欲しい、下ごしらえに時間がかかる、味や仕上がりを安定させたい
手作りする 家族の好みに合う、毎年楽しみにしている、作る負担が大きくない

「少しだけ食べたい」料理は、手作りすると材料が余りやすいため、市販品を少量購入するほうが無駄を抑えられる場合があります。ただし、容量や消費期限は商品ごとに異なるため、購入時に確認してください。

迷ったときの品数の目安

目安として、手作りの品数を次のように考えられます。

  • 2〜3品:最低限の負担で用意したい場合
  • 4〜5品:手作り感と食べやすさのバランスを取りたい場合
  • 6品以上:おせち作りそのものを楽しみたい場合

この品数に、市販のかまぼこや黒豆、伊達巻などを加えても構いません。手作りと購入品を合わせた全体の品数ではなく、まずは自分で作る品数を減らすことがポイントです。

作る品数を決めるときの注意点

品数を決める前に、元日の食事がおせちだけになるのか、雑煮や寿司、鍋料理などを別に用意するのかを確認します。ほかの料理が多いなら、おせちは少なめでも足りやすくなります。

また、保存できる期間は料理や商品によって異なります。手作り品は保存方法や食べるまでの時間を考え、作りすぎないことも大切です。作った料理を何日で食べ切る予定かを決めてから、分量を調整してください。

おせちを作る品数は、伝統的な数に合わせるより、家族が食べる料理を2〜5品ほど選び、時間のかかる料理は購入品に替えると決めると無理がありません。最初に「必ず食べる料理」を決め、食べない料理は省くか、市販品で少量だけ補うのが基本です。