おせちと同時に作れる献立は?

おせちと同時に作れる献立は?

おせちと同時に作るなら、材料や調理器具を使い回せる「煮物・酢の物・汁物・焼き物」の献立がおすすめです。たとえば、筑前煮を煮ている間に紅白なますを作り、だしを取ってお雑煮の具を準備すると、品数を増やしながら作業を分散できます。

おせちと同時調理しやすい献立

献立 おせちとの組み合わせ 同時調理しやすい理由
筑前煮・煮しめ 黒豆、数の子、かまぼこ 鍋で煮ている間に、火を使わない料理を進められる
紅白なます 栗きんとん、伊達巻 大根とにんじんを切って和えるだけで、作業台やコンロをほとんど使わない
お雑煮 田作り、昆布巻き だしや汁を用意する工程をおせち作りとまとめられる
焼き魚・鶏の照り焼き 紅白かまぼこ、酢れんこん おせちの煮物が仕上がる時間に、魚焼きグリルやオーブンで調理できる
茶碗蒸し なます、たたきごぼう 蒸している間に盛り付けや洗い物を進められる

品数を増やしすぎたくない場合は、煮物1品、酢の物1品、汁物1品、焼き物1品の組み合わせにすると、味や調理方法が偏りにくくなります。

特におすすめの献立パターン3つ

1. 定番の和食でそろえる献立

  • 筑前煮または煮しめ
  • 紅白なます
  • 焼き魚
  • お雑煮
  • おせち料理

筑前煮は、れんこん、にんじん、ごぼう、しいたけ、こんにゃくなど、おせちでも使いやすい食材で作れます。煮物を火にかけている間に、紅白なますを作り、最後に焼き魚とお雑煮を仕上げる流れが組みやすい献立です。

2. 子どもも食べやすい献立

  • 鶏の照り焼き
  • だし巻き卵
  • 紅白なます
  • さつまいもの甘煮
  • すまし仕立てのお雑煮
  • おせち料理

鶏の照り焼きやだし巻き卵は、魚や苦みのある野菜が苦手な人にも出しやすい料理です。さつまいもの甘煮は栗きんとんと材料が重なる場合があり、さつまいもを多めに蒸して一部を甘煮に、一部を栗きんとんに分けると効率的です。

3. 作り置きを活用する軽めの献立

  • かまぼこ
  • 黒豆や栗きんとん
  • 紅白なます
  • 豚汁または具だくさんの汁物
  • 焼くだけの魚や肉

おせちの品数が多い家庭では、主菜を一から何品も作る必要はありません。切った野菜を使う汁物と、焼くだけの魚や肉を組み合わせると、調理の負担を抑えながら温かい料理も用意できます。

おせちと同時に作る手順

同時調理では、時間がかかる料理や冷ます必要がある料理から始めるのが基本です。次の順番なら、鍋や作業台を使い回しやすくなります。

  1. 食材をすべて洗い、切る。煮物用の野菜、なます用の大根とにんじん、お雑煮用の具を先に分けます。まな板を使う順番は、野菜、魚、肉の順にすると洗浄の手間を抑えやすくなります。
  2. 冷ます料理を作る。黒豆、煮物、さつまいもの甘煮などを先に調理します。粗熱を取ってから保存容器へ移します。
  3. 火を使わない料理を作る。紅白なます、たたきごぼう、酢れんこんなどを仕上げます。味をなじませる時間が必要な料理は、早めに作ると食べる頃に味が整いやすくなります。
  4. だしと汁物の具を準備する。お雑煮や汁物に使うだしを取り、具材を切っておきます。汁を別の鍋に移せば、空いた鍋でほかの料理を作れます。
  5. 食べる直前に焼き物と汁物を仕上げる。焼き魚、鶏の照り焼き、お雑煮などは、できたてを出しやすい料理です。
  6. 最後に盛り付ける。冷たいおせちを先に重箱や皿へ盛り、温かい料理を最後に盛り付けます。

材料を共通化すると作業を減らせる

おせちと普段の献立で同じ材料を使うと、買い物と下ごしらえをまとめられます。特に次の組み合わせは使い回しやすい材料です。

共通の材料 使い道の例
大根 紅白なます、お雑煮、煮物
にんじん 紅白なます、煮しめ、お雑煮
れんこん 酢れんこん、筑前煮
しいたけ 煮しめ、お雑煮、茶碗蒸し
鶏肉 筑前煮、鶏の照り焼き、お雑煮
三つ葉・小松菜 お雑煮、汁物、付け合わせ

ただし、同じ食材を多く使うと味や見た目が似通うことがあります。煮物が多い場合は、なますや焼き物を加えて、調理法を分けると食卓に変化が出ます。

同時調理で失敗しにくい組み合わせ

同時調理では、同じタイミングにコンロやオーブンが集中しない献立を選ぶことが大切です。たとえば、次のように担当を分けると進めやすくなります。

  • コンロ:筑前煮や煮しめを煮る
  • 作業台:紅白なますやたたきごぼうを作る
  • 炊飯器:赤飯や炊き込みご飯を炊く
  • 魚焼きグリル・オーブン:魚や鶏肉を焼く
  • 別の鍋:お雑煮や汁物を仕上げる

コンロが1口しかない場合は、煮物を先に作って鍋を空けてから汁物を作ります。焼き物は、食べる直前に焼けるよう、調味料を合わせて食材を冷蔵庫に準備しておくと慌てにくくなります。

保存するときの注意点

作り置きした料理は、粗熱を取ってから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。室温に長く置かず、食べる分だけ取り分けると、料理を傷めにくくなります。

魚や肉、汁物などは、食べる前に中心まで十分に加熱してください。作った料理の保存期間は、料理の種類、温度、衛生状態によって変わるため、日数を一律に決めず、見た目やにおいに異変がある場合は食べないようにします。

迷ったときは「煮物・酢の物・焼き物・汁物」で組み立てる

おせちと同時に作る献立で迷ったら、筑前煮、紅白なます、焼き魚または鶏の照り焼き、お雑煮を基本にすると、冷たい料理と温かい料理のバランスが取りやすくなります。

最初に煮物や味をなじませる料理を作り、次に火を使わない料理、最後に焼き物と汁物を仕上げるのがポイントです。家族の好みやコンロの数に合わせて品数を調整し、無理にすべて手作りにしなくても、かまぼこなどそのまま盛り付けられる品を組み合わせると負担を減らせます。