おせちで野菜を多めに取り入れるなら、煮しめ、紅白なます、さつまいもの栗きんとん風、野菜の肉巻きなどが子ども向きです。酸味や苦みを控え、やわらかく煮る、甘めに味付けする、食べやすい大きさに切ると、普段野菜が苦手な子どもでも食べやすくなります。
子ども向けに野菜を多く使えるおせち料理
1. やわらかい煮しめ
煮しめは、れんこん、ごぼう、にんじん、しいたけ、里芋、こんにゃくなどを一品にまとめて食べられる、野菜を多く取り入れやすい料理です。
子ども向けに作るときは、具材を小さめに切り、だしをきかせて薄めの味付けにすると食べやすくなります。ごぼうやれんこんは、歯ごたえが残りすぎないよう、普段よりやわらかく煮るのがポイントです。
- にんじんは花形など、見た目を楽しくする
- 里芋は食べやすい大きさにする
- しいたけが苦手なら、細かく刻んで混ぜる
- こんにゃくは小さく切り、年齢に合わせて食べやすくする
2. 酸味を控えた紅白なます
紅白なますは、大根とにんじんを使うため、野菜を増やしやすいおせち料理です。ただし、酢の酸味が苦手な子どもには、そのままだと食べにくい場合があります。
子ども用には、細切りにした大根とにんじんを軽く加熱してやわらかくし、酢を少なめにして甘みを加えると食べやすくなります。ゆずの皮を加える場合は、香りが強くなりすぎないよう少量にします。
生の野菜を食べ慣れていない子どもには、まず少量を取り分けて、食感と酸味を確認すると安心です。
3. さつまいもの栗きんとん風
さつまいもを使った栗きんとん風の料理は、甘みがあり、子どもが食べやすい野菜料理です。栗を使わず、さつまいもだけで作ってもよく、りんごやかぼちゃを加える方法もあります。
さつまいもをやわらかくつぶし、甘みを控えめに整えると、デザート感覚で食べられます。市販の甘露煮を使う場合は、シロップの量を減らすと甘さを調整できます。
野菜料理として取り入れるなら、砂糖を多く加えすぎず、さつまいもやかぼちゃそのものの甘さを生かすのがおすすめです。
4. かぼちゃの茶巾しぼり
かぼちゃをつぶして丸める茶巾しぼりは、やわらかく、手でつまみやすい料理です。黄色い色がきれいなので、おせちの彩りにもなります。
かぼちゃだけで作るほか、少量のクリームチーズや枝豆を混ぜる方法もあります。ただし、乳製品や大豆などのアレルギーがある場合は、材料を確認してから使ってください。
5. 野菜の肉巻き
にんじん、いんげん、アスパラガスなどを肉で巻くと、野菜単体よりも食べやすくなる子どもがいます。おせちに加える場合は、照り焼き風など、子どもが慣れている味付けにすると取り入れやすくなります。
野菜は先にやわらかく加熱し、肉に火が通るまで焼きます。完成後は一口大に切り分け、年齢に合わせて食べやすいサイズにしてください。
野菜が苦手な子どもには「単品」より混ぜる料理が向いている
野菜の味や食感が苦手な子どもには、野菜だけの料理を無理にすすめるより、食べ慣れた料理に少量ずつ混ぜる方法が向いています。
- 煮しめのにんじんや里芋を、好きな具材と一緒に盛る
- かぼちゃをつぶして、さつまいもと混ぜる
- 細かく刻んだしいたけを、肉団子やつくねに混ぜる
- 紅白なますは、最初は大根よりにんじんを多めにする
食べられる量には個人差があるため、すべての料理を食べさせようとせず、見た目や香りに慣れるところから始めても構いません。
子ども用のおせちにするときの注意点
子ども向けに取り分けるときは、味を薄めにし、硬い具材や大きな具材を避けます。特に、こんにゃくやれんこんなどは年齢に合わせて小さく切り、かたさを確認してください。
黒豆、栗、もちなど、料理に使う食材には、子どもの年齢によって食べにくいものがあります。丸いものや弾力のあるものは、そのまま与えず、必要に応じて小さく切るなどの対応をします。
大人用のおせちを取り分ける場合は、濃い味付けの料理をそのまま多く食べさせるのではなく、子ども用に取り分けてから味や大きさを調整します。
迷ったときは「煮しめ+甘みのある野菜料理」から
まず作るなら、野菜をまとめて食べられるやわらかい煮しめと、子どもが食べやすいさつまいもやかぼちゃの料理がおすすめです。酸味を受け入れられそうなら、紅白なますを少量添えます。
おせちで野菜を多めにするポイントは、料理の数を増やすことではなく、子どもの好みに合わせて、やわらかさ・味付け・大きさを調整することです。







