砂糖控えめのおせちは、子ども向けに作れます。砂糖を完全に使わないのではなく、甘みの強い料理を少なめにし、だし・野菜・果物などの自然な甘みを生かすのがポイントです。子どもが食べやすい味にする場合も、料理ごとに薄味にするのではなく、取り分ける順番を工夫すると作りやすくなります。
砂糖控えめのおせちを子ども向けにする方法
まず、煮物や酢の物は砂糖を減らし、だしや食材のうま味を使います。甘みの強い栗きんとんや黒豆は少量にし、魚や野菜など甘くない料理も組み合わせると、全体のバランスを整えられます。
- 煮物は、だし・しょうゆ・みりんを基本にして砂糖を少なめにする
- 大根やにんじんなど、加熱すると甘みが出る食材を使う
- 酢の物は、砂糖を減らしてだしや柑橘類の果汁を加える
- 甘い料理は少量にし、魚・野菜・卵などと組み合わせる
- 子どもの分は、濃い味付けをする前に取り分ける
子ども向けにしやすいおせち料理
子ども向けには、具材をやわらかくし、食べ慣れた味に近づけると食べやすくなります。料理ごとに砂糖の減らしやすさが異なるため、次のように考えると選びやすいでしょう。
| 料理 | 砂糖控えめにする方法 | 子ども向けの工夫 |
|---|---|---|
| 筑前煮 | 砂糖を少なめにし、だしをきかせる | 具材を小さく切り、やわらかく煮る |
| 紅白なます | 砂糖を減らし、酢や柑橘類で味を調える | 酸味が苦手なら、子どもの分だけ酢を控える |
| 伊達巻 | 甘さを控えた手作りにする | 薄く切り、食べやすい大きさにする |
| 栗きんとん | さつまいもの甘みを生かし、砂糖を少なくする | 栗を小さく切り、少量を添える |
| 黒豆 | 砂糖の量を減らして煮る | やわらかさを確認し、少量から出す |
| 魚の焼き物 | 甘い調味料を使わず、焼くだけにする | 骨を取り除き、身をほぐして出す |
砂糖控えめにしやすい簡単なおせちの作り方
さつまいもで作る甘さ控えめの栗きんとん
栗きんとんは、砂糖を減らしてさつまいもの甘みを中心にすると、子ども向けに調整できます。
- さつまいもを厚めに切り、やわらかくなるまでゆでる。
- 熱いうちにつぶし、少量の砂糖と、必要に応じてゆで汁を加える。
- なめらかになったら、栗を小さく切って混ぜる。
- 子どもが食べやすい温度まで冷まして出す。
市販の栗の甘露煮を使う場合は、栗やシロップに甘みがあるため、さつまいもに加える砂糖をさらに減らせます。シロップを多く加えると甘くなりやすいので、少しずつ加えて調整します。
だしを使った砂糖控えめの筑前煮
筑前煮は、砂糖を増やさなくても、だしと野菜のうま味で味をまとめやすい料理です。
- 鶏肉、にんじん、大根、れんこんなどを子どもが食べやすい大きさに切る。
- だしで具材を煮て、やわらかくする。
- しょうゆと少量のみりんを加えて味を調える。
- 子どもの分を取り分けてから、大人の分だけ味を足す。
れんこんなど、かたさが残りやすい食材は、子どもの年齢や食べる力に合わせて薄く切るか、別のやわらかい食材に置き換えます。
酸味を控えた紅白なます
紅白なますは、砂糖を控えられますが、酢の酸味が子どもには強く感じられることがあります。大人用と同じ味付けにせず、子どもの分だけ酸味を弱めると食べやすくなります。
- 大根とにんじんを細く切り、必要に応じてやわらかくする。
- 酢、少量の砂糖、だしを混ぜる。
- 子どもの分は酢を少なめにして和える。
- 味と食感を確認してから盛り付ける。
子どもの分は「味付け前」に取り分ける
おせちを家族で一緒に作るなら、具材を煮てから子どもの分を取り分け、残りを大人向けに味付けする方法が便利です。砂糖だけでなく、しょうゆや塩分も調整しやすくなります。
取り分けるときは、次の順番にすると失敗しにくくなります。
- 具材をだしや水で煮る。
- 子どもの分を取り分ける。
- 大人の分に砂糖、しょうゆ、塩などを加える。
- 子どもの分は、必要に応じて食べやすい大きさに切る。
すでに濃く味付けした料理を水で薄めるより、最初から子どもの分を分けたほうが、味や食感を調整しやすくなります。
砂糖控えめのおせちで注意したいこと
砂糖を減らすと保存性も変わる
砂糖や塩を多く使う料理は、味付けだけでなく保存性にも関係します。砂糖控えめのおせちは、伝統的なおせちと同じように長く保存できるとは限らないため、冷蔵庫で保管し、早めに食べ切る前提で作ります。
料理ごとの保存期間は、材料、加熱状態、容器、冷蔵庫の温度などで変わります。作った日と料理名を書いておき、においや見た目に変化がある場合は食べないでください。
食材の大きさと硬さを確認する
黒豆、栗、れんこん、かまぼこなどは、子どもの年齢や食べる力に合わせて大きさや硬さを調整します。丸いものや弾力のあるものは、のどに詰まらせないよう小さく切る、つぶす、やわらかくするなどの対応が必要です。
魚を使う場合は、盛り付け前に骨を取り除きます。アレルギーが心配な食材は、普段食べたことがあるかを確認してから使います。
1歳未満の子どもにははちみつを使わない
1歳未満の子どもには、砂糖の代わりであっても、はちみつを使った料理を与えないでください。はちみつを使わず、さつまいもやかぼちゃなどの食材の甘みを利用します。
砂糖控えめのおせちは「甘い料理を減らし、だしを生かす」
砂糖控えめのおせちは、子ども向けに作れます。特に、筑前煮はだしをきかせ、栗きんとんはさつまいもの甘みを使い、なますは酸味を弱めると調整しやすくなります。
子どもの分を味付け前に取り分け、食材の大きさ・硬さと保存方法を確認することが、作るときの基本です。砂糖の量だけでなく、子どもが無理なく食べられる味と形に整えましょう。>







