おせち料理の洗い物を減らすには、品数を増やしすぎず、調理器具と盛り付け皿を使い回すのが基本です。重箱や大皿にまとめて盛り、汚れが少ない料理から調理し、食後すぐに水につけておくと、洗う食器と手間を減らせます。
おせちの洗い物を減らす7つの工夫
1. 盛り付ける器を先に決める
料理を作り始める前に、重箱、大皿、小鉢など、使う器の数を決めておきます。料理ごとに別の皿へ仮置きすると洗い物が増えるため、盛り付け用の器を調理台の近くに準備しておきましょう。
- おせちは重箱や大皿にまとめる
- 汁気のある料理だけ小鉢に分ける
- 取り皿は一人1枚を基本にする
- おかわり用の皿を最初から多く出さない
黒豆、栗きんとん、田作りなど、汁が少ない料理は重箱の同じ段にまとめやすい料理です。一方、煮しめやなますなど汁が出やすい料理は、仕切りや小さな器を使うと、ほかの料理や重箱が汚れにくくなります。
2. 料理の下に仕切りやカップを使う
重箱の中に仕切りを入れると、料理同士が混ざりにくく、重箱を洗うときの汚れも減らせます。シリコンカップや食品用の仕切りを使えば、汁気のある料理を分けて盛り付けられます。
ただし、カップや仕切り自体が洗い物になる場合があります。繰り返し使う器具を洗うのか、使い捨て用品を使うのかを、家庭の人数や環境への考え方に合わせて選びましょう。
3. 調理器具を使う順番を工夫する
鍋やボウル、まな板は、汚れの少ない料理から先に使うと、途中で洗う回数を減らせます。たとえば、次の順番で作ると器具を使い回しやすくなります。
- 野菜を切る料理や、火を使わない料理を作る
- 酢の物やあえ物など、比較的汚れが落ちやすい料理を作る
- 煮しめなど、汁気のある料理を作る
- 魚や肉を使う料理を最後に調理する
同じ鍋で複数の煮物を作る場合は、味や色が移っても問題ない順番にします。生の肉や魚を扱ったまな板と包丁は、ほかの料理に使い回さず、洗剤で洗ってから使用してください。
4. クッキングシートやラップを使い分ける
焼き物を作るときに天板へクッキングシートを敷くと、油やたれが直接つきにくくなります。下ごしらえした食材を一時的に置くときは、ラップや保存容器を使うと、皿を何枚も用意せずに済みます。
ただし、ラップやクッキングシートを使えば必ず洗い物がなくなるわけではありません。使用量が増えすぎないよう、保存容器や大きめのボウルを一時置きに使う方法とも比べて選びましょう。
5. 包丁とまな板を料理ごとに増やさない
材料を切る順番を決めると、包丁とまな板を洗う回数を減らせます。野菜や果物など汚れの少ない材料から切り、最後に肉や魚を切るのが基本です。
材料を切り終えたら、まな板の上の切れ端を集めてから洗います。使い終わった道具をすぐに水で流しておくと、食材の水分や調味料が乾いて落ちにくくなるのを防げます。
6. 取り皿と食具を出しすぎない
おせちは料理の種類が多いため、料理ごとに取り皿や箸を用意すると洗い物が増えます。各自の取り皿を1枚用意し、料理を取るための箸やトングは、料理の種類に応じて必要な数だけ置きましょう。
料理が混ざると困る場合は、取り分け用の箸を料理ごとに分けます。反対に、料理を一度に食べ切る家庭なら、取り分け用の箸を増やしすぎないほうが洗い物を抑えられます。
7. 食後すぐに水につける
食後の重箱や皿は、乾く前に水につけておくと、こびりつきを落としやすくなります。特に、栗きんとん、黒豆の煮汁、魚のたれ、餅などは、乾くと洗う手間が増えやすい食品です。
- 食べ残しをヘラやキッチンペーパーで取り除く
- 油やたれが多い器は、先に紙で拭く
- 水またはぬるま湯につける
- 汚れがゆるんだら、洗剤で洗う
油汚れがある器に熱すぎる湯を使うと、汚れが広がることがあります。洗剤の表示や食器の材質を確認し、無理にこすらず汚れを浮かせてから洗いましょう。
料理別に見る、洗い物を減らす盛り付け方
| 料理 | 盛り付けの工夫 | 注意点 |
|---|---|---|
| 黒豆・栗きんとん | 小さなカップや仕切りにまとめる | 汁や糖分がほかの料理につかないようにする |
| かまぼこ・伊達巻 | 重箱や大皿にまとめて盛る | 水分が少ない料理と組み合わせる |
| なます | 汁が切れる器やカップに入れる | 汁が重箱に広がらないようにする |
| 煮しめ | 深さのある器や仕切りを使う | 煮汁がこぼれない量にする |
| 焼き魚・えび | クッキングシートを敷いた皿にまとめる | 油やたれがついた皿は早めに処理する |
洗い物を減らすための準備手順
当日に工夫するだけでなく、前日から器具と盛り付け方を決めておくと、調理中の洗い物を減らしやすくなります。
- 作る料理を決め、重箱や大皿の数を決める
- 料理ごとに必要な鍋、ボウル、保存容器を確認する
- 野菜や調味料をまとめて準備する
- 汚れの少ない料理から順番に調理する
- 使い終わった器具は、乾く前に水ですすぐ
- 料理を盛り付けたら、調理台のごみと食器をまとめる
- 食後は食べ残しを取り除き、汚れた器を水につける
洗い物を減らすことを優先しすぎて、肉や魚を切った器具を洗わずに使い回すのは避けてください。洗い物の少なさよりも、食材を安全に扱うことを優先します。
家庭に合う方法だけを組み合わせる
少人数の家庭なら、料理を重箱や大皿にまとめ、取り皿を一人1枚にするだけでも洗い物を減らせます。品数が多い家庭や、汁気のある料理が多い場合は、仕切りや小鉢を使って重箱の汚れを抑える方法が向いています。
まずは使う器の数を先に決めること、調理の順番を整えること、食後に汚れを乾かさないことから始めましょう。すべての工夫を取り入れる必要はなく、家族の人数や料理の種類に合う方法を選ぶことが大切です。







