おせちで子どもが苦手な食材の隠し方は?

おせちで子どもが苦手な食材の隠し方は?

おせちで子どもが苦手な食材を食べやすくするには、細かく刻んで好きな料理に混ぜる、甘みやうま味を足す、食感を変える方法が役立ちます。ただし、アレルギーのある食材を隠して食べさせるのは危険なので、食材名は必ず伝えてください。

おせちの苦手な食材を食べやすくする隠し方

苦手な理由に合わせて、「味」「食感」「大きさ」「見た目」を変えると、無理なく試しやすくなります。

苦手な理由 隠し方・工夫 向いているおせち
苦みや青臭さ 細かく刻み、甘めの味付けやうま味のある料理に混ぜる 煮しめ、伊達巻、栗きんとん
硬い・パサパサする やわらかく煮る、つぶす、あんや卵で包む 煮しめ、栗きんとん、伊達巻
魚のにおい 小さくほぐし、しょうゆやだしの風味を加える 田作り、魚入りの卵料理
見た目が苦手 細かく刻む、裏ごしする、型抜きや飾りで見た目を変える なます、栗きんとん、煮しめ
酸っぱい味 酢を控えめにし、甘みやだしを足す 紅白なます

野菜が苦手な子どもには煮しめに混ぜる

にんじん、しいたけ、ごぼう、れんこんなどが苦手なら、具材を小さく刻んでやわらかく煮る方法が使えます。だしやしょうゆの風味が加わるため、野菜だけで出すより食べやすくなります。

  1. 苦手な野菜を、子どもが食べやすい大きさに細かく刻む。
  2. だしで十分にやわらかくなるまで煮る。
  3. 鶏肉や豆腐など、食べ慣れた具材と合わせる。
  4. 最初は苦手な野菜の量を少なめにして盛り付ける。

れんこんやごぼうのように繊維が気になる食材は、薄切りにしたり、さらに小さく刻んだりすると食感が変わります。大きな具材を無理に食べさせるより、少量から試すほうが受け入れやすいことがあります。

魚が苦手なら田作りを細かくして混ぜる

田作りの魚の形やにおいが苦手な場合は、細かく刻んで、ごはんや卵料理に少量混ぜる方法があります。甘辛い味がついているため、食べ慣れた料理に少し加えると味がなじみやすくなります。

  • 田作りを細かく刻む、またはすりつぶす
  • ごはんに混ぜる
  • 卵焼きや伊達巻に少量混ぜる
  • 白ごまや青のりなど、子どもが食べ慣れた風味と合わせる

小さな魚でも硬い部分が残ることがあるため、子どもの年齢やかむ力に合わせて大きさを調整してください。硬いままの田作りをそのまま食べさせるのが難しい場合は、無理に使わない方法もあります。

酸っぱい紅白なますは甘みを足して細かくする

紅白なますの酸味が苦手な子どもには、酢を控えめにして甘みやだしを加えると食べやすくなります。大根とにんじんを細かく刻む、または短く切ると、見た目と食感も変えられます。

  1. 大根とにんじんを、子どもが食べやすい細さに切る。
  2. 塩もみ後に水分を絞り、酸味が強くなりすぎないよう調味する。
  3. 酢を少なめにし、砂糖やだしで味を調整する。
  4. 最初は料理全体に混ぜず、少量だけ取り分ける。

なますの味を大人向けに保ちたい場合は、子ども用だけ別に取り分けて味付けを変えると、無理なく対応できます。

栗きんとんに苦手な食材を混ぜる

栗きんとんの甘みやなめらかな食感を利用して、苦手な野菜を少量混ぜる方法もあります。さつまいもをベースにするため、にんじんやかぼちゃなどの甘みがある食材と合わせやすい料理です。

  • やわらかくしたにんじんやかぼちゃを裏ごしする
  • さつまいもと混ぜて、なめらかにする
  • 苦手な食材は最初から多く入れず、少量から試す
  • 栗の大きなかたまりが苦手なら、細かく刻むか別添えにする

ただし、甘い料理に混ぜると食べられるようになっても、苦手な食材そのものを食べられるとは限りません。まずは味や食感に慣れる方法として考えるとよいでしょう。

伊達巻や卵料理で野菜を包む

卵料理が好きな子どもなら、細かくした野菜や魚を卵に混ぜる方法が向いています。伊達巻のような甘めの味付けにすると、苦手な食材の風味が目立ちにくくなります。

にんじん、ほうれん草、しいたけ、白身魚などは、加熱して細かく刻んでから卵液に混ぜます。水分が多い具材を入れすぎると崩れやすいため、加熱後に水気をよく切ってください。

隠すより「少量を見える形で添える」方法もある

苦手な食材を完全に隠すだけでなく、好きな料理の横に少量だけ添える方法もあります。自分で選べるようにすると、食べる量を子どもが決めやすくなります。

  • 好きな料理を先に一品入れる
  • 苦手な食材はひと口分だけ盛り付ける
  • 食べられたら大げさに評価しすぎず、「食べてみたね」と伝える
  • 残しても叱らず、次回は調理方法や大きさを変える

隠した食材を当てさせたり、「食べないと別の料理を出さない」と約束したりすると、食事への警戒が強くなることがあります。子どもが安心して試せることを優先してください。

アレルギー食材は絶対に隠さない

食物アレルギーがある場合、アレルギーの原因となる食材を料理に隠して食べさせてはいけません。卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かになど、家庭で除去している食材がある場合は、おせちの材料や調味料まで確認してください。

また、初めて食べる食材をおせちに混ぜて試すのも避けたほうが安全です。体調に変化があったとき、どの食材が原因か分かりにくくなるためです。

年齢に合わせて大きさと硬さを調整する

おせちには、黒豆、栗、田作り、かまぼこなど、形や硬さによっては食べにくい料理があります。子どもに出すときは、丸くてつるりとした食材や硬い食材をそのままにせず、年齢やかむ力に合わせて切り分けてください。

味付けを薄めにする必要がある年齢の子どもには、大人用のおせちをそのまま取り分けず、調理の途中で子ども用を分ける方法が便利です。初めて食べる料理は少量にし、食べにくそうなら無理に続けないようにします。

子ども向けのおせちで最初に試すこと

まずは、子どもが好きな料理を一品決め、そこに苦手な食材を少量・細かくして混ぜてください。食べられなかった場合は、味付けだけでなく、大きさ、硬さ、温度、見た目のどれが原因だったかを変えて試すと判断しやすくなります。

苦手な食材は、細かくする、やわらかくする、甘みやだしを加える、好きな料理と合わせるのが基本です。ただし、アレルギー食材は隠さず、子どもの年齢と食べる力に合わせて安全に盛り付けましょう。