おせちを子どもが食べやすくするなら、年齢に合わせて、5mm〜1cm程度の小さな一口サイズを目安にします。ただし、丸くて硬いものや、弾力が強いものは小さく切るだけでは不十分です。やわらかくする、つぶす、縦に細く切るなど、食材の形と硬さも変えてください。
年齢別のおせちの大きさの目安
子どもの口の大きさやかむ力には個人差があるため、下表は家庭での目安です。初めて食べる食材は、少量から様子を見てください。
| 年齢の目安 | 大きさ・形の目安 | 食べさせ方 |
|---|---|---|
| 1〜2歳ごろ | 5mm〜8mm程度、または細かくほぐす | 指でつぶせるやわらかさにし、丸い形を避ける |
| 3〜5歳ごろ | 8mm〜1cm程度の一口サイズ | かみ切りにくいものは薄く切るか、細長く切る |
| 6歳ごろから | 子どもが無理なくかめる一口サイズ | 硬さや弾力が残る食材は、大人が食べる様子を確認する |
「一口サイズ」は、子どもの口に押し込める大きさという意味ではありません。子どもが自分でかじり、口の中で無理なくつぶせる大きさにしてください。
おせち料理ごとの切り方
おせちの具材は、同じ大きさにそろえるよりも、食材の硬さや形に合わせて切り方を変えることが大切です。
| 料理・食材 | 子ども向けの切り方 | 注意点 |
|---|---|---|
| かまぼこ | 薄切りにしてから、5mm〜1cm程度の短い細切りにする | 弾力が強い場合は、さらに小さくする |
| 伊達巻 | 薄い輪切り、または短い細切りにする | 大きな輪切りのまま口に入れないようにする |
| 煮しめの野菜 | 指でつぶせるまで煮て、5mm〜1cm程度に切る | れんこんなど硬さが残るものは薄くする |
| にんじん・大根 | やわらかく煮て、薄切りまたは小さな角切りにする | 硬いままの大きな塊は避ける |
| 黒豆 | 皮を含めてつぶす、または細かく刻んで料理に混ぜる | 丸くて滑りやすいため、粒のまま与えない |
| 栗きんとん | そのまま少量を小皿に分ける | 粘りが強い場合は、口いっぱいに入れないようにする |
| 数の子 | 薄く短く切り、少量にする | 硬くてかみ切りにくい場合は無理に与えない |
| えび | 殻と尾を取り、身を細かくほぐす | 筋や硬い部分が残っていないか確認する |
| 田作り | 子ども向けには避けるか、十分に細かくする | 硬く、とげのような部分があるため注意する |
小さく切るだけでは危険な食材
ぶどう、豆、ミニトマトのように丸くて滑りやすい食材は、単に半分に切るだけではなく、必要に応じて縦に細く切る、つぶす、加熱してやわらかくするなどの対応をします。
硬い豆やナッツ類は、子どもが十分にかめる年齢になるまで避けてください。やわらかく煮た黒豆でも、丸い粒のままでは口に詰まる可能性があるため、幼い子どもにはつぶして出します。
餅は大きさを小さくしても、粘りが強く、子どもには特に注意が必要な食品です。幼い子どもには与えず、年齢が上がってからも、食べる前に小さく切り、座ってよくかむようにします。
子どもに出す前の確認ポイント
切った後は、サイズだけでなく「硬さ」「丸さ」「粘り」「弾力」を確認します。次の条件に当てはまる場合は、さらに細かくするか、別の料理に置き換えてください。
- 指で軽くつぶせない
- 丸くて滑りやすい
- かみ切りにくく、弾力が強い
- 口の中でまとまりやすい、または粘りが強い
- 骨、殻、皮、筋など硬い部分が残っている
食べるときは、子どもを座らせ、歩いたり遊んだりしながら食べさせないでください。小さく切っていても、子どもが口に詰め込みすぎないよう、少量ずつ取り分けて見守ります。
迷ったときの大きさの決め方
- 食材を指でつぶせる程度までやわらかくする。
- 丸い形を避け、5mm〜1cm程度の薄切りや細切りにする。
- 子どもが自分でかじれる量だけ皿に出す。
- 口に入れた後、無理なくかめているか確認する。
- かみにくそう、飲み込みにくそうな場合は、さらに細かくするか、その食材は中止する。
おせちの子ども向けサイズは、幼児なら5mm〜1cm程度が一つの目安です。ただし、黒豆のように丸いもの、田作りのように硬いもの、餅のように粘るものは、サイズを小さくするだけでなく、つぶす・避けるなどの判断が必要です。







