おせち作りを親子で時短するには、料理を「親だけが作る」のではなく、子どもでもできる下準備や盛り付けを分担し、作る品数を絞るのがポイントです。火や包丁を使う作業は大人が担当し、子どもは洗う、量る、混ぜる、詰める作業を中心にすると、安全に進めやすくなります。
親子でおせち作りを時短する基本の分担
最初に料理ごとの作業を細かく分け、親子で同時に進めると待ち時間を減らせます。大人が煮物を作っている間に、子どもが飾り切りや盛り付けを担当する方法です。
| 作業 | 子どもが担当しやすい内容 | 大人が担当する内容 |
|---|---|---|
| 準備 | 材料を並べる、調味料を量る、袋や容器を用意する | 献立と分量の確認、火や刃物を使う準備 |
| 野菜 | 洗う、型抜きする、盛り付ける | 皮むき、硬い野菜を切る、加熱する |
| 煮物 | 材料を鍋に入れる、調味料を混ぜる | 包丁、コンロ、熱い鍋を扱う |
| 卵料理 | 溶く、材料を混ぜる、飾りをのせる | 焼く、巻く、熱い料理を取り出す |
| 盛り付け | 料理を並べる、ピックや飾りを付ける | 全体の量と見た目を調整する |
子どもに任せる作業は、年齢だけで決めず、普段の料理経験やその日の集中力に合わせてください。熱い鍋、油、コンロ、包丁を使う作業は、子どもだけで行わないようにします。
作るおせちの品数を絞る
時短を優先するなら、すべてを手作りせず、家族が食べたい料理を中心に3〜5品程度に絞ると負担を減らせます。品数を増やすより、盛り付けや飾り付けでお正月らしさを出すほうが、親子で楽しみやすい場合もあります。
たとえば、次のように役割を分けられます。
- 煮しめや筑前煮など、加熱時間が必要な料理は大人が担当する
- 栗きんとんや田作りなど、混ぜる・和える作業は親子で行う
- かまぼこ、黒豆、伊達巻などは市販品も使い、切り方や盛り付けを工夫する
- 紅白なますや野菜の飾りなど、子どもが参加しやすい料理を一品用意する
市販品を使う場合は、購入後の保存方法や賞味期限を確認し、開封後は表示に従って扱います。手作りと市販品を組み合わせても、親子で盛り付ければ一緒に作った実感を持ちやすくなります。
前日にできる作業を分けておく
当日に作業を集中させないために、前日に「材料を出す」「調味料を量る」「保存容器を洗う」などを済ませておきます。料理によっては、冷ます時間や味をなじませる時間も必要になるため、完成した料理を保存する場所まで決めておくとスムーズです。
前日に済ませやすい準備
- 献立と作業分担を紙に書く
- 材料を料理ごとに分ける
- 調味料を計量して、料理名を書いた容器に入れる
- 保存容器、ラップ、取り分け用の器を用意する
- 飾り切りに使う型やピックを準備する
- 市販品の賞味期限と保存場所を確認する
調味料を先に量ると、親が加熱調理をしている間に子どもが次の材料を準備できます。ただし、計量した調味料は料理ごとに分け、何に使うものか分かるようにしておきましょう。
親子で同時に進める作業の順番
おせち作りは、時間のかかる料理から始め、待ち時間に別の作業を入れると効率的です。次の順番なら、親子それぞれが手持ち無沙汰になりにくくなります。
- 献立と担当を決める。作る料理、購入する料理、子どもが担当する作業を紙に書き出します。
- 材料と道具を並べる。料理ごとに材料を分け、使う順番に並べます。
- 大人が煮物や加熱料理を始める。子どもは野菜を洗う、調味料を量る、盛り付け用の器を準備する作業を行います。
- 子どもが混ぜる・和える作業を担当する。栗きんとんやなますなど、火を止めてから行える作業を任せます。
- 料理を冷ましている間に盛り付けを準備する。重箱や皿を出し、料理を置く場所を考えます。
- 冷めた料理を詰める。子どもが料理を並べ、大人が汁気や全体のバランスを確認します。
- 保存状態を確認する。粗熱が取れているかを確認してから冷蔵庫などに入れ、料理名と作った日を記録します。
子どもが作業を待つ時間を減らすには、「次に使う道具を持ってくる」「完成した料理を器に移す」など、短時間で終わる役割をいくつか用意しておくと便利です。
子どもが参加しやすい時短作業
子どもには、失敗しても全体への影響が小さく、完成が目で分かる作業を任せると参加しやすくなります。特に盛り付けは、おせち作りの最後まで達成感を持ちやすい作業です。
- 野菜や果物を洗う
- 調味料を量る
- 食材を料理ごとに分ける
- 卵や調味料を混ぜる
- 型抜きで野菜を抜く
- かまぼこや伊達巻を並べる
- 黒豆や栗きんとんを器に詰める
- 重箱に料理を並べる
- ピックや飾りを付ける
型抜きやピックを使う場合は、誤飲しそうな小さな部品を子どもの年齢に応じて避けてください。飾りは食べ物に使えるものか確認し、料理に混入しないようにします。
時短しても省かない安全確認
おせちには、煮物、卵料理、魚介類など、加熱や保存に注意が必要な料理が含まれます。時短のために加熱を短くしたり、熱いまま密閉容器に入れたりしないようにしてください。
- 包丁、コンロ、熱湯、油は大人が扱う
- 加熱が必要な料理は、中心まで火が通ったことを確認する
- 作った料理は粗熱を取ってから保存する
- 生の食材を扱ったまな板や箸は、盛り付け用と分ける
- 保存中の料理は、食べる前ににおいや見た目を確認する
- 常温に置く時間を長くしない
子どもが作業に集中しているときも、鍋や包丁の近くに手を伸ばしていないか、大人が見守ります。安全のために作業を止める場合は、「危ないから触らない」だけでなく、「これは熱いので、こちらの材料を混ぜよう」と代わりの作業を示すと切り替えやすくなります。
親子のおせち作りを時短するコツ
おせち作りの時短では、親子が同じ作業をするより、大人の加熱調理と子どもの準備・盛り付けを並行させることが効果的です。作る品数を絞り、前日に材料と道具を分けておけば、当日の迷いも減らせます。
まずは家族が食べたい料理を決め、手作りする品と購入する品を分けてください。そのうえで、子どもには洗う・量る・混ぜる・詰める作業を任せ、大人は火や包丁を使う作業と安全確認を担当すると、無理なく親子でおせちを完成させられます。







