おせちは、電子レンジだけでも作れます。特に、栗きんとん、伊達巻、田作り、煮しめ、紅白なますは、鍋やフライパンを使わずに作りやすいメニューです。加熱時間は電子レンジのワット数や食材の量で変わるため、レシピの時間を目安に、食材の状態を見ながら追加加熱してください。
電子レンジだけで作りやすいおせちメニュー
| メニュー | 電子レンジだけで作るポイント |
|---|---|
| 栗きんとん | さつまいもを電子レンジでやわらかくして、栗の甘露煮と混ぜる |
| 伊達巻 | 材料を混ぜて加熱し、熱いうちに巻く |
| 田作り | ごまめを乾燥させ、たれを絡める |
| 紅白なます | 大根とにんじんを塩もみし、甘酢で和える |
| 煮しめ | 具材と調味料を耐熱容器に入れて、数回に分けて加熱する |
一度にたくさん作ると加熱ムラが出やすいため、少量ずつ作ると仕上がりを調整しやすくなります。
栗きんとんは電子レンジだけで作りやすい
栗きんとんは、さつまいもを電子レンジで加熱してつぶせば作れます。裏ごしをしなくてもよい作り方なら、調理器具も少なく済みます。
材料の目安
- さつまいも……250g
- 栗の甘露煮……適量
- 栗の甘露煮のシロップ……大さじ2〜3
- 砂糖……甘さを調整する場合に適量
作り方
- さつまいもの皮をむき、1〜2cm程度の輪切りまたは角切りにします。
- 水にさらしてから耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけます。
- 600Wで5〜6分を目安に加熱します。竹串や箸がすっと通らなければ、30秒ずつ追加します。
- 熱いうちにフォークやマッシャーでつぶし、栗の甘露煮のシロップを加えて混ぜます。
- 好みのかたさになったら、栗の甘露煮を加えて混ぜます。
さつまいもの水分量によって仕上がりが変わります。かたい場合はシロップを少し足し、やわらかすぎる場合はラップを外して短時間ずつ追加加熱してください。
伊達巻は電子レンジで加熱して巻く
伊達巻は、卵とはんぺんを混ぜて電子レンジで加熱し、熱いうちに巻けば作れます。電子レンジだけの場合は、焼き色のついた表面にはなりにくく、全体的に淡い色に仕上がります。
材料の目安
- 卵……2個
- はんぺん……1枚の半分程度
- 砂糖……大さじ1
- みりん……小さじ1
- しょうゆ……少量
作り方
- はんぺんを袋の上からつぶすか、ボウルでなめらかになるまでつぶします。
- 卵、砂糖、みりん、しょうゆを加えて、できるだけなめらかになるまで混ぜます。
- クッキングシートを敷いた耐熱容器に流し入れ、ふんわりとラップをかけます。
- 600Wで2分程度加熱し、表面が固まりきらない場合は20〜30秒ずつ追加します。
- 熱いうちにクッキングシートごと取り出し、手前から巻きます。
- 巻き終わりを下にして、粗熱が取れるまで置きます。
卵の厚さによって加熱時間が変わります。中心まで固まっていることを確認してから巻いてください。加熱直後は崩れやすいため、巻いた状態で冷ますと形が整いやすくなります。
田作りはごまめを電子レンジで乾燥させる
田作りは、ごまめを電子レンジで乾燥させてから、別に作ったたれと和えます。フライパンで炒らなくても作れますが、加熱しすぎると苦みが出るため、短時間ずつ様子を見ます。
材料の目安
- ごまめ……30g
- しょうゆ……大さじ1
- 砂糖……大さじ1
- みりん……大さじ1
- 白ごま……適量
作り方
- ごまめを重ならないように耐熱皿へ広げます。
- ラップをかけず、600Wで1分30秒ほど加熱します。
- いったん取り出して混ぜ、さらに30秒ずつ加熱します。ポキッと折れる程度が目安です。
- 別の耐熱容器にしょうゆ、砂糖、みりんを入れ、ラップをかけずに600Wで30〜40秒加熱します。
- たれが熱いうちにごまめを加えて混ぜ、白ごまを振ります。
- クッキングシートに広げ、冷まして固めます。
たれは加熱直後に熱くなっているため、取り出すときは容器や中身に注意してください。ごまめの大きさによって乾燥時間が変わるので、焦げる前に一度取り出して確認します。
紅白なますは加熱なしで作れる
紅白なますは、大根とにんじんを塩もみして甘酢で和える料理です。電子レンジでの加熱自体が不要なので、火を使わずに作れます。
材料の目安
- 大根……200g
- にんじん……40g
- 塩……小さじ1/2程度
- 酢……大さじ3
- 砂糖……大さじ1〜1と1/2
- 塩……少量
作り方
- 大根とにんじんを細切りにします。
- 塩をまぶして10分ほど置き、水分が出たらしっかり絞ります。
- 酢、砂糖、少量の塩を混ぜて甘酢を作ります。
- 大根とにんじんを甘酢で和え、冷蔵庫で味をなじませます。
水分を十分に絞ると、甘酢が薄まりにくくなります。ゆずの皮を加える場合は、細切りにして最後に混ぜます。
煮しめも電子レンジだけで作れる
煮しめは、具材を小さめに切り、耐熱容器で数回に分けて加熱すれば作れます。ただし、鍋で煮る場合に比べて味がしみる時間が短いため、加熱後に冷まして味を含ませることが大切です。
材料の目安
- 鶏もも肉……100g
- れんこん、にんじん、しいたけなど……合わせて250g程度
- しょうゆ……大さじ2
- みりん……大さじ2
- 砂糖……小さじ1
- 酒……大さじ1
作り方
- 鶏肉と野菜を、火が通りやすい大きさに切ります。厚みをそろえると加熱ムラを減らせます。
- 耐熱容器に調味料を入れて混ぜ、鶏肉と野菜を加えます。
- ふんわりとラップをかけ、600Wで5分ほど加熱します。
- いったん取り出して全体を混ぜ、鶏肉と野菜の状態を確認します。
- 必要に応じて1分ずつ追加加熱し、鶏肉の中心まで火を通します。
- ラップをしたまま数分置き、粗熱が取れたら冷蔵庫で味をなじませます。
鶏肉を使う場合は、中心まで十分に加熱されていることを確認してください。野菜の種類や切り方によって加熱時間が大きく変わるため、時間だけで判断せず、最も厚い部分の火の通りを確認します。
電子レンジだけでは作りにくいおせち
黒豆のように長時間煮てやわらかくする料理は、電子レンジだけでも方法はありますが、吹きこぼれや加熱ムラが起きやすく、手軽なメニューとはいえません。数の子やかまぼこは、下処理済みの商品を盛り付けるだけなら電子レンジを使わずに用意できます。
また、伊達巻の焼き色や田作りの香ばしさを重視する場合は、電子レンジだけでは仕上がりが異なります。見た目や香ばしさよりも、調理器具を減らすことを優先したい場合に向いています。
電子レンジでおせちを作るときの注意点
- 電子レンジ対応の耐熱容器を使う。
- 密閉容器やアルミホイルは、電子レンジ加熱に使わない。
- ラップをかける料理と、かけない料理を使い分ける。
- 加熱後の容器やたれは熱くなるため、ミトンなどを使って取り出す。
- 作ったおせちは粗熱を取り、清潔な容器に入れて冷蔵保存する。
- 卵や肉を使う料理は、中心まで火が通ったことを確認する。
電子レンジだけで作るなら、まずは紅白なます、栗きんとん、伊達巻から始めると、加熱や味の調整がしやすいです。品数を増やしたい場合は田作りや煮しめを加え、黒豆や数の子などは市販品を組み合わせると、無理なくおせちを用意できます。







