おせちを子どもが食べる量は、年齢や普段の食事量によって変わりますが、最初は大人の1/4〜1/2量を目安にすると分かりやすいです。幼児なら数品をひと口ずつ、小学生なら好きな料理を中心に少量ずつ盛り付けます。食べ残しを前提に、最初から多く取り分けないことがポイントです。
年齢別のおせちを食べる量の目安
| 年齢の目安 | 1回に取り分ける量 | 盛り付け方の目安 |
|---|---|---|
| 1〜2歳ごろ | 大人の1/4程度 | 2〜3品を小さじ1杯程度から |
| 3〜5歳ごろ | 大人の1/4〜1/2程度 | 3〜5品をひと口ずつ |
| 小学生 | 大人の1/2程度から | 食べられる料理を5品前後、少量ずつ |
上の量は厳密な基準ではなく、食べ始めるときの実用的な目安です。普段からよく食べる子でも、数の子や煮しめなど味の濃い料理が多い場合は、量を増やすよりも種類を少しずつ試すほうが適しています。
幼児は「数品をひと口ずつ」から始める
1〜2歳の子どもは、おせちを通常の食事のように何品も食べさせる必要はありません。黒豆なら数粒をつぶす、伊達巻なら薄切りをひと口、煮しめならやわらかい野菜を少量というように、食べやすいものから取り分けます。
3〜5歳なら、伊達巻、栗きんとん、煮しめの野菜などを中心に、各料理をひと口から2口程度にします。おせちだけで1食分を満たそうとせず、白ごはんや汁物など普段の食事も組み合わせると、味の濃い料理の食べ過ぎを防ぎやすくなります。
子ども用に取り分けやすいおせち料理
子どもが食べやすい料理でも、料理ごとに量と形を調整してください。特に甘い料理や塩分の多い料理は、少量にとどめます。
- 伊達巻:薄切りにし、最初はひと口程度にする
- 栗きんとん:小さじ1杯程度から試す
- 黒豆:年齢に応じてつぶす、または細かく切る
- 煮しめ:やわらかい野菜を小さく切って取り分ける
- かまぼこ:薄く切り、弾力が強い場合は小さく切る
- 魚料理:骨を取り除き、身をほぐして少量にする
「子どもが好きだから」と栗きんとんや伊達巻だけを多く食べると、糖分や塩分の摂取が偏ります。好きな料理を1品だけ多くするのではなく、甘い料理、野菜、魚などを少量ずつ組み合わせるとよいでしょう。
おせちを食べる量より先に確認したい注意点
子どもに取り分ける前に、料理の硬さ、粘り、弾力、大きさを確認します。黒豆などの豆類、かまぼこ、こんにゃく、魚介類は、年齢や食べる力によっては喉に詰まらせるおそれがあるため、丸ごと与えず、食べやすい大きさにします。
餅は特に詰まりやすいため、子どもの年齢だけで判断せず、食べる力や見守りの有無を考えてください。食べさせる場合も、小さく切れば安全になるとは限らないため、食事中はそばで見守ります。
また、おせちには味付けの濃い料理や甘い料理があります。子ども用に取り分ける際は、汁やたれを減らし、濃い味の料理を何種類も重ねないようにします。アレルギーのある子どもは、材料表示や家庭で食べた経験のある食材かどうかも確認してください。
食べ過ぎを防ぐ取り分け方
- 最初に、普段の1食で食べる主菜・副菜より少ない量を子ども用の皿に取る。
- 料理は2〜5品程度にし、各料理をひと口から少量ずつ盛り付ける。
- 甘い料理や味の濃い料理は、野菜や白ごはんなどと組み合わせる。
- 食べ終わった後の様子を見て、まだ食べられそうなら少しずつ追加する。
- 食後にのどが渇く、普段より食欲がないなどの様子があれば、追加せず水分や通常の食事に戻す。
子どもが食べるおせちの量に、全員共通の正解はありません。最初は大人の1/4〜1/2量、幼児は数品をひと口ずつにし、食べる力、普段の食事量、料理の味や硬さを見ながら追加するのが基本です。







