おせちの飾り付けで子どもが喜ぶ工夫は?

おせちの飾り付けで子どもが喜ぶ工夫は?

おせちを子どもが喜ぶ飾り付けにするには、色を増やし、食べ慣れた料理を少量ずつ、動物や花などの形に整えるのがポイントです。黒豆や数の子など大人向けの料理だけで埋めず、卵焼き、かまぼこ、にんじん、さつまいもなどを子ども用の段にまとめると、見た目にも手を伸ばしやすくなります。

子どもが喜ぶおせちの飾り付けの基本

最初に意識したいのは、料理の種類を増やすことよりも、見た目と食べやすさを子ども向けに整えることです。

  • 赤・黄・緑など、料理の色が見えるように盛り付ける
  • ひと口で食べやすい大きさにする
  • 料理を少量ずつ離して盛る
  • 動物、花、星など、分かりやすい形を取り入れる
  • 子どもが食べられる料理を手前に置く

重箱に詰める場合も、子ども用のスペースを決めておくと選びやすくなります。大人用のおせちと同じ段に詰めるときは、仕切りや小さなカップを使うと、味や汁が混ざりにくくなります。

身近な料理を動物や花の形にする

特別な道具がなくても、型抜きや包丁を使えば、子ども向けの飾り付けができます。形を作る料理は、味に慣れているものから選ぶと食べてもらいやすくなります。

にんじんやさつまいもを花形にする

煮しめのにんじんや、栗きんとんに使うさつまいもは、花形や星形に整えると華やかになります。薄切りにしたにんじんを花形の型で抜き、煮物の上に見えるように置く方法も簡単です。

型抜き後の食材は無理に捨てず、細かく刻んで別の料理に使えます。星形が難しい場合は、丸いにんじんを重ねるだけでも、花のような印象になります。

かまぼこをうさぎや花に見立てる

かまぼこは、切り方を変えるだけで見た目を変えられます。赤い部分を薄く残して切り込みを入れ、耳のように折ると、うさぎの形に見立てられます。

薄切りを花形に並べたり、白と赤の色が見えるように交互に置いたりするのも方法の一つです。小さな子どもには、厚みや大きさを調整し、食べやすい形にしてください。

卵焼きを動物の顔にする

卵焼きは、丸く切ったり厚めに切ったりすると、顔の土台にできます。黒ごまや海苔で目や口を付けると、動物の顔のように仕上がります。

ただし、海苔やごまなどの食材を使う場合は、子どもの年齢や食べ慣れを考えてください。小さな飾りを無理に使わなくても、卵焼きに耳の形の食材を添えるだけで十分です。

色の組み合わせで華やかに見せる

子ども向けのおせちは、料理の色が隠れないように詰めると、明るく見えます。次のように色の違う料理を隣り合わせにすると、重箱の中でも料理を見つけやすくなります。

色 使いやすい料理の例 飾り付けの工夫
赤・ピンク かまぼこ、にんじん 花形やうさぎ形にする
黄色 卵焼き、栗きんとん 丸く切る、星形に抜く
緑 絹さや、ブロッコリーなど 料理の間に少量添える
黒・茶色 黒豆、煮しめ 明るい色の料理と隣り合わせにする

緑色の食材を添えるときは、飾りとして置くだけでなく、子どもが食べられるものを選ぶと無駄がありません。食べない葉や造花を料理に直接触れさせる場合は、食品用として使えるものか確認してください。

子ども用のおせちを一皿にまとめる

重箱の中から料理を探すのが難しい子どもには、子ども用の皿やプレートを用意する方法が向いています。少量ずつ料理を並べ、空いた場所に果物の形の飾りや色のある食材を添えると、見た目を整えられます。

盛り付ける料理は、たとえば次のように組み合わせます。

  • 花形のにんじん
  • 卵焼き
  • 赤と白のかまぼこ
  • 少量の黒豆
  • 食べ慣れた煮物
  • 栗きんとんやさつまいも

すべてのおせち料理を入れる必要はありません。子どもが食べられる料理を中心にして、「自分のためのおせち」と分かるように盛り付けると、食事に参加しやすくなります。

ピックや小物を使うときの注意点

旗や動物のピックは見た目を変えやすい一方、先端が尖っているため、子どもが自分で食べる場合は注意が必要です。特に小さな子どもには、ピックを抜いてから渡すか、料理に刺さない飾りを選んでください。

金属やプラスチックの飾り、食べられない葉などを使う場合も、料理と一緒に口へ入らない位置に置きます。飾り付けより安全を優先し、年齢に合わない小さな部品は使わないようにしましょう。

年齢に合わせて飾り付けを変える

子どもの年齢によって、喜びやすい見た目と安全な形は変わります。迷ったときは、形の面白さよりも、食べやすさを優先してください。

年齢の目安 飾り付けの例 気を付けること
幼児 大きめの花形、色の違う料理、食べ慣れた料理 硬いもの、尖ったピック、小さな飾りを避ける
小学生低学年 動物の顔、星形、料理を分けたワンプレート 自分で選べる量にし、食べやすく切る
小学生高学年以上 自分で作る飾り切り、テーマを決めた盛り付け 包丁や型抜きは年齢と技量に合わせて大人が見守る

子どもと一緒に飾り付ける方法

おせちを子どもと一緒に飾り付けるなら、火や包丁を使わない作業を任せると参加しやすくなります。

  1. 使う料理を大人が準備し、子どもが食べられるものを選ぶ
  2. 皿や重箱のどこに置くかを子どもに決めてもらう
  3. 色が同じ料理を離し、赤・黄・緑が見えるように並べる
  4. 大人が安全を確認し、必要なら食べやすい大きさに切る
  5. ピックや型などの飾りを外しても問題ない状態にする

「どの形にするか」「どこに置くか」を子どもが選べると、料理を作れなくても盛り付けに参加できます。完成した見た目を評価するより、子どもが選んだ料理を中心に整えることが大切です。

おせちの飾り付けは、花形のにんじん、動物に見立てたかまぼこ、色を生かした一皿盛りにすると、子ども向けに変えやすくなります。食べ慣れた料理を少量ずつ、年齢に合う安全な形で盛り付けることを基準にすると、見た目と食べやすさを両立できます。