おせちの取り分けは、基本的に元日の食事から始めれば問題ありません。重箱から各自の皿へ移すタイミングに、厳密な決まりはなく、食卓に出す前や食べる直前に取り分けます。
ただし、おせちを食べ始める時期は地域や家庭の習慣によって異なります。大みそかから食べる家庭もあるため、「元日まで取り分けてはいけない」という全国共通のルールがあるわけではありません。
おせちの取り分けは元日の食事前でよい
元日におせちを食べる場合は、食卓へ並べる前に料理を取り分けても、食べ始める直前に取り分けても構いません。衛生面を考えると、各自が重箱に箸を伸ばすより、最初に必要な量を皿へ分ける方法が扱いやすいでしょう。
- 食卓に出す前に、各自の皿へ取り分ける
- 食べる直前に、重箱から必要な分だけ取り分ける
- 大皿に移して、各自が取る
取り分けた後は、室温に長く置かず、食べ終わったら冷蔵庫へ戻します。料理ごとの保存方法や消費期限が表示されている場合は、その表示を優先してください。
大みそかに取り分けても問題ない?
大みそかにおせちを食べる家庭では、大みそかの食事前に取り分けても問題ありません。北海道や東北などでは、大みそかにごちそうを食べる習慣が知られているなど、食べ始める日は地域差があります。
一方、元日の朝に新年の祝い膳として食べる家庭では、元日まで重箱を開けないこともあります。どちらが正しいというより、地域や家族の習慣に合わせて決めるものです。
子どもにおせちを取り分ける場合は年齢より料理の内容を確認する
「子どもに取り分けるのはいつから」という意味であれば、年齢だけで一律に決めることはできません。子どもの発達と、料理に含まれる塩分・糖分・硬さ・大きさを確認して判断します。
おせちには、味付けが濃い料理や、硬い食材、弾力のある食材、魚介類などが含まれることがあります。大人用のおせちをそのまま与えず、必要に応じて別に用意した薄味の料理を少量から試します。
- 煮物は、やわらかい具材を選び、味の濃い煮汁を減らす
- 大きな具材や硬い食材は、子どもが食べやすい大きさにする
- 餅、こんにゃく、硬い豆などは、年齢や発達に応じて慎重に扱う
- アレルギーの可能性がある食材は、原材料を確認する
特に乳幼児へ与える場合は、料理名ではなく、食材の形状と味付けを基準に判断します。取り分けできるか迷う料理は、無理に食べさせず、普段食べ慣れている食事を用意するほうが安心です。
おせちを取り分けるときの判断
大人同士で食べるおせちなら、元日でも大みそかでも、家庭の習慣に合わせて取り分けて構いません。子どもに取り分ける場合は、開始時期ではなく、料理の味付け・硬さ・大きさ・食材を確認してください。
元日の食事前に必要な分だけ取り分け、子どもには食べられる料理を薄味・食べやすい形に調整するのが基本です。







