おせちを前日に作る料理は?

おせちを前日に作る料理は?

おせちは、煮物・酢の物・漬け物・甘い料理を前日に作るのがおすすめです。味がなじみやすく、当日は盛り付けだけで済みます。一方、焼き物や生ものは食感や鮮度が変わりやすいため、料理ごとに作るタイミングを分けましょう。

前日に作りやすいおせち料理

料理 前日に作る理由 保存のポイント
煮しめ・筑前煮 冷める間に味がなじみやすい 粗熱を取り、煮汁ごと冷蔵する
黒豆 時間を置くと味がなじむ 煮汁に浸したまま冷蔵する
栗きんとん 作ってから冷やしても味や形が変わりにくい 乾燥しないよう密閉する
紅白なます 酢がなじみ、味が落ち着く 水分が出すぎないよう密閉する
たたきごぼう 合わせ酢がごぼうになじむ 汁気が漏れない容器で冷蔵する
酢れんこん 甘酢の味がなじみやすい 甘酢に浸した状態で冷蔵する
昆布巻き 煮汁を含んで味がまとまりやすい 煮汁と一緒に保存する
田作り 冷ます時間が必要で、前日に作りやすい 完全に冷ましてから密閉する
数の子 塩抜きや漬け込みに時間がかかる だしや調味液に浸して冷蔵する
伊達巻 冷めると切り分けやすい 乾燥を防いで冷蔵する

前日に作ると特に向いている料理

煮しめや筑前煮

煮しめは、前日に作る代表的なおせち料理です。具材を煮たあとに冷ますことで、煮汁の味が具材に入りやすくなります。

保存するときは、鍋のまま長時間室温に置かず、浅めの容器に移して粗熱を取ります。冷めたらふたをして冷蔵し、食べる前に必要な分だけ取り分けてください。

紅白なます・酢れんこん

紅白なますや酢れんこんは、前日に作ると甘酢がなじみます。大根やれんこんの水分で味が薄まることがあるため、野菜の水気をしっかり切ってから調味液に漬けるのがポイントです。

盛り付ける直前に汁気を軽く切ると、ほかの料理に酢が移りにくくなります。

黒豆・栗きんとん

黒豆は、作った当日よりも一晩置いたほうが味が落ち着きます。煮汁から豆を出すと乾燥しやすいため、煮汁に浸した状態で冷蔵してください。

栗きんとんも前日に作れます。表面が乾くと固くなりやすいので、保存容器に入れて密閉し、食べる直前まで冷やしておきます。

数の子・昆布巻き

数の子は塩抜きや味付けに時間が必要です。前日までに塩抜きを終え、調味液に漬けておくと、当日は盛り付けるだけにできます。

昆布巻きは煮汁と一緒に保存すると、乾燥を防ぎながら味を含ませられます。

前日に作れるが、当日に仕上げるとよい料理

すべてを当日に作る必要はありませんが、次の料理は前日に調理しても、盛り付けや仕上げを当日に行うと食感を保ちやすくなります。

  • 伊達巻:前日に焼いて冷やし、当日に切り分ける
  • 田作り:前日に炒って味付けし、十分に冷ましてから保存する
  • 焼き魚・焼きえび:前日に加熱できるが、当日に焼くほうが香りや食感は保ちやすい
  • かまぼこ:切らずに保存し、当日に切ると乾燥しにくい

伊達巻やかまぼこは、切った断面から乾燥しやすくなります。前日に準備する場合でも、切る作業を当日に回すと見た目を整えやすくなります。

当日に作るほうがよい料理

生ものや、時間がたつと食感が変わりやすい料理は、できるだけ食べる直前に準備します。

  • 刺身や生魚を使う料理
  • 生の魚介類を使った料理
  • 葉物野菜を使う和え物
  • 揚げ物など、できたての食感を楽しむ料理
  • 水分が出やすいサラダ類

ただし、商品の表示やレシピで保存方法・保存期間が指定されている場合は、そちらを優先してください。生ものを前日に盛り付けたまま保存するのは避け、食材ごとに密閉して冷蔵し、食べる直前に盛り付けます。

前日に作ったおせちの保存方法

前日に作る料理は、作り終わったあとに粗熱を取り、密閉して冷蔵することが基本です。熱いまま密閉すると容器内に水滴がたまり、料理が傷みやすくなることがあります。

  1. 調理後、料理を清潔な浅い容器に移す。
  2. 室温に長く置かず、粗熱が取れたらふたをする。
  3. 冷蔵庫で保存し、料理ごとに清潔な箸やスプーンを使う。
  4. 食べる分だけ取り出し、残りはすぐに冷蔵庫へ戻す。
  5. 煮物を温め直す場合は、中心まで十分に加熱する。

冷蔵庫に入れる前に、料理を完全に冷ますため長時間室温に置くのは適切ではありません。量が多い場合は小分けにすると冷めやすく、冷蔵もしやすくなります。

前日に作るおせちの組み合わせ

前日は、煮物や酢の物など時間を置いたほうがおいしくなりやすい料理を優先すると、効率よく準備できます。

  • 前日に作る:煮しめ、黒豆、栗きんとん、紅白なます、酢れんこん、昆布巻き、数の子
  • 前日に下準備する:伊達巻、田作り、焼き魚、焼きえび
  • 当日に仕上げる:かまぼこの切り分け、生もの、汁気が出やすい和え物、揚げ物

結論として、おせちを前日に作るなら、煮物・酢の物・甘い料理・漬け込み料理から始めるのがおすすめです。作った料理は室温に置き続けず、粗熱を取って冷蔵し、生ものや食感を重視する料理は当日に仕上げてください。