おせちの既製品を子ども向けにアレンジする方法は?

おせちの既製品を子ども向けにアレンジする方法は?

おせちの既製品は、具材を小さく切る、味を薄める食材と組み合わせる、子どもが食べやすい形に盛り付けることで、子ども向けにアレンジできます。特に、かまぼこや伊達巻、栗きんとん、黒豆などは、切り方や盛り付けを変えるだけでも食べやすくなります。

ただし、味の濃さ、かたさ、アレルギー、誤えんにつながる大きさには注意が必要です。年齢や普段の食べ方に合わせて、無理なく食べられるものだけを取り分けましょう。

おせちの既製品を子ども向けにする基本のアレンジ

まずは、子どもが苦手に感じやすい「濃い味」「大きさ」「かたさ」「見慣れない見た目」を調整します。

  • 大きな具材は、子どもが食べやすい大きさに切る
  • 味が濃いものは、少量にして白いご飯や野菜と合わせる
  • かたいものや弾力の強いものは、年齢に応じて避けるか細かくする
  • 料理を混ぜすぎず、食材ごとに分けて盛り付ける
  • 見慣れた料理に少量ずつ加える

既製品の味を大きく変えようとするより、子どもが普段食べている料理に少し組み合わせる方法が失敗しにくいでしょう。

料理別のおせちアレンジ方法

かまぼこは型抜きや細切りにする

かまぼこは、薄切りにして型で抜いたり、細切りにして卵焼きやうどんに添えたりすると、子どもが食べやすくなります。飾りとして使う場合も、厚く切りすぎず、普段食べ慣れている大きさにします。

塩分が気になる場合は、たくさん盛り付けず、少量を彩りとして使うとよいでしょう。

伊達巻は食べやすい厚さに切る

伊達巻は、ひと口で食べきれる厚さに切るだけでも子ども向けになります。甘い卵料理が好きな子どもなら、そのまま盛り付けても食べやすいメニューです。

パンにはさんだり、細かく切って卵焼きやご飯に添えたりする方法もあります。ただし、甘い味付けなので、ほかのおかずとの組み合わせで全体が甘くなりすぎないようにします。

栗きんとんはヨーグルトやパンに少量添える

栗きんとんは、少量をプレーンヨーグルトやパンに添えると、デザート感覚で食べやすくなります。さつまいもや栗の食感が気になる場合は、なめらかにつぶして使います。

栗の大きなかたまりが入っている場合は、年齢に合わせて細かくつぶしてください。甘さが強い商品もあるため、最初は小さじ1杯程度など少量から試すと調整しやすくなります。

黒豆はつぶすか、普段の料理に混ぜる

黒豆は、そのままだと子どもによっては食べにくいため、つぶしてヨーグルトや蒸しパンに混ぜる方法があります。ご飯やおやつに少量ずつ加えるのも一案です。

豆類は、年齢や食べる力によっては誤えんの原因になることがあります。丸ごとのまま与えるか、つぶして使うかは、子どもの発達や普段の食事の様子を見て判断してください。

なますは細かく切り、少量を添える

紅白なますは、酸味が苦手な子どもには無理に食べさせず、細かく切って少量だけ添えます。酸味を和らげたいときは、子どもが食べ慣れている野菜や、少量のご飯と合わせる方法があります。

水分が多い場合は、汁気を軽く切ってから盛り付けると、ほかの料理に味が移りにくくなります。

煮しめは具材を選んで小さくする

煮しめは、にんじん、さといも、れんこんなど、子どもが普段から食べている具材だけを取り分けます。大きな具材は、子どもが普段食べる大きさまで小さく切り、かたい部分がないか確認します。

味が濃い場合は、煮汁を多くかけず、具材だけを少量盛り付けます。ご飯やうどんと合わせると、味の濃さを調整しやすくなります。

えびや魚は身をほぐして骨を確認する

えびや魚を使ったおせちは、身をほぐして骨や殻が残っていないか確認します。大きな切り身のままではなく、子どもが普段食べている形に合わせて取り分けることが大切です。

えび、魚、卵などはアレルギーの有無を確認し、初めて食べる食材をおせちの場で試すのは避けたほうが安心です。

子どもが食べやすい盛り付け方

子ども向けのおせちは、品数を増やすよりも、見慣れた料理を中心に少量ずつ盛り付けると食べやすくなります。

  1. 子どもが普段食べている料理を先に取り分ける
  2. おせちの中から、食べられそうな具材を2〜3種類選ぶ
  3. 具材をひと口で食べられる大きさに切る
  4. 味の濃い料理は少量だけ添える
  5. 料理名や中身が分かるよう、混ぜずに盛り付ける

例えば、白いご飯、煮しめのにんじん、伊達巻、かまぼこを小さく盛り付ければ、普段の食事に近い子ども用の一皿になります。おせち料理だけで一食分にしようとせず、必要なら汁物や普段のおかずを組み合わせても問題ありません。

既製品を選ぶときに確認したいこと

購入前や盛り付け前に、原材料、アレルギー表示、味付け、具材のかたさを確認します。商品によって内容や味付けは異なるため、「おせちだから子どもが食べられる」とは限りません。

  • 子どもが食べられない食材が入っていないか
  • 味が濃すぎないか、甘すぎないか
  • 大きな栗、豆、魚介類などが含まれていないか
  • かたい、弾力が強い、繊維が多い具材がないか
  • 保存方法や消費期限を守れる量か

取り分けた料理を別容器に移す場合は、商品に表示された保存方法や期限を優先してください。室温に長時間置いたものや、子どもが一度口をつけたものを保存して再利用する場合は、衛生面にも注意が必要です。

年齢にかかわらず注意したい食材と食べさせ方

子ども用にアレンジするときは、食材の種類だけでなく、形状と食べる環境も確認します。丸い、かたい、弾力がある、大きい食材は、細かくするか、無理に食べさせないようにします。

食事中は座った状態で、急がせずに見守ります。食べにくそうな様子があれば、その料理は中止し、より柔らかく細かいものに替えてください。

また、はちみつなど年齢によって避ける必要がある食品や、個別に医師から制限されている食材がある場合は、一般的なおせちのアレンジ方法よりも、子どもの食事指導を優先します。

迷ったときは「普段食べている料理に少量」が基本

おせちの既製品を子ども向けにするなら、食べられる料理を選び、細かく切って、普段のご飯やうどん、卵料理などに少量ずつ組み合わせる方法が基本です。味の濃さや食材の大きさを調整し、アレルギー表示と誤えんにつながる形状を確認してください。

最初は、伊達巻、かまぼこ、煮しめの柔らかい具材など、子どもが普段から食べているものを少量取り分けるところから始めると判断しやすくなります。