おせちは、コンロを使わなくても作れるメニューがあります。かまぼこ、黒豆、数の子、紅白なますのように加熱せず盛り付けられるもののほか、電子レンジ・オーブントースター・炊飯器を使えば、田作りや伊達巻、煮しめも用意できます。
コンロを使わずに作れるおせちメニュー
| メニュー | 使うもの | 作り方の概要 |
|---|---|---|
| かまぼこ | なし | 食べやすく切って飾り切りにする |
| 黒豆 | なし | 市販品を汁ごと器に盛る |
| 数の子 | なし | 塩抜き済みの商品を味付けする、または市販品を使う |
| 紅白なます | なし | 大根とにんじんを塩もみし、甘酢で和える |
| 栗きんとん | 電子レンジ | さつまいもを加熱してつぶし、栗の甘露煮と混ぜる |
| 田作り | 電子レンジ | ごまめを乾燥させ、たれと絡める |
| 伊達巻 | 電子レンジまたはオーブントースター | 材料を混ぜて加熱し、巻きすなどで形を整える |
| 煮しめ | 電子レンジまたは炊飯器 | 切った具材と煮汁を加熱して味を含ませる |
加熱なしで用意できるメニュー
かまぼこ
かまぼこは、袋から出して切るだけで一品になります。紅白の色を生かして盛り付けると、おせちらしい見た目にしやすいメニューです。
飾り切りをする場合は、包丁を使うため、切ったかまぼこが崩れないように厚さをそろえると盛り付けやすくなります。
黒豆
市販の黒豆は、そのまま重箱や小鉢に移せます。汁気が多い場合は、盛り付ける直前に軽く汁を切ると、ほかの料理に味が移りにくくなります。
数の子
塩抜き済みや味付け済みの数の子を選べば、コンロを使わずに用意できます。塩抜きが必要な商品は、水にさらす時間や方法が商品によって異なるため、袋の表示に従ってください。
かつお節や糸かつおを添える場合も、食べる直前に盛り付ければ十分です。
紅白なます
大根とにんじんを細切りにし、塩もみして水分を絞ったあと、酢・砂糖・塩などの甘酢で和えます。火を使わずに作れますが、塩もみ後に水分をしっかり絞ると、味が薄まりにくくなります。
柚子の皮やごまを加えると、香りと彩りを足せます。作ったあとは冷蔵庫で保存し、清潔な箸で盛り付けてください。
たたきごぼう
たたきごぼうは、下処理済みの市販品を使えば加熱なしで盛り付けられます。生のごぼうから作る場合は加熱が必要なので、電子レンジを使う方法か、下処理済みの商品を選びます。
電子レンジで作れるメニュー
栗きんとん
栗きんとんは、さつまいもを電子レンジでやわらかくしてつぶし、栗の甘露煮とシロップを混ぜて作れます。
- さつまいもの皮をむき、輪切りまたは小さめに切る。
- 水にさらしてから耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで加熱する。
- やわらかくなったら、熱いうちにつぶす。
- 栗の甘露煮のシロップを少しずつ加え、好みの固さに整える。
- 栗を混ぜ、冷ましてから盛り付ける。
加熱時間は、さつまいもの量や電子レンジの出力で変わります。竹串が無理なく通るかを確認し、固い場合は短時間ずつ追加加熱してください。
田作り
田作りは、ごまめを電子レンジで乾燥させ、別に用意した調味料と絡めて作れます。フライパンの代わりに電子レンジを使う場合は、焦げやすいため短時間ずつ加熱します。
- ごまめを耐熱皿に広げる。
- 電子レンジで加熱し、冷ましてパリッとさせる。
- しょうゆ・砂糖・みりんなどを耐熱容器で加熱し、とろみをつける。
- ごまめをたれに絡め、クッキングシートなどに広げて冷ます。
電子レンジの機種によって加熱の進み方が異なるため、苦みのある焦げが付かないよう、様子を見ながら調整します。
伊達巻
伊達巻は、卵・はんぺん・調味料を混ぜ、電子レンジまたはオーブントースターで加熱して作れます。焼き色を付けたい場合は、オーブントースターを使う方法が向いています。
加熱後すぐに巻きすやラップで巻き、冷めるまで形を保ちます。卵液の厚さによって火の通り方が変わるため、中心まで固まったことを確認してください。
煮しめ
煮しめは、電子レンジ対応の容器に具材と煮汁を入れて加熱する方法があります。にんじん、れんこん、しいたけなどを小さめに切ると、加熱しやすくなります。
- 野菜やしいたけを食べやすい大きさに切る。
- 耐熱容器に具材と煮汁を入れ、ふんわりラップをかける。
- 電子レンジで加熱し、途中で全体を混ぜる。
- 具材がやわらかくなったら、ラップを外して冷ます。
- 冷ます時間を置き、味を含ませてから盛り付ける。
具材の種類や大きさによって加熱時間が違うため、れんこんやにんじんなどに竹串を刺して、やわらかさを確認します。鶏肉を加える場合は、中心まで十分に火が通っていることを確認してください。
オーブントースターや炊飯器を使うメニュー
焼き魚・焼きえび
ぶりの照り焼きやえびの塩焼きは、オーブントースターで作れる場合があります。アルミホイルやトースター対応の皿を使い、食材の中心まで火が通ったことを確認します。
機種によっては油や汁が落ちると発煙することがあるため、受け皿の使い方や対応できる食材を取扱説明書で確認してください。
煮しめ
炊飯器に対応したレシピなら、煮しめを炊飯器で作ることもできます。ただし、調理機能がない炊飯器では使用できない場合があるため、通常の炊飯以外の調理が可能かを確認してから使います。
炊飯器に入れてはいけない食材や分量が指定されていることもあります。取扱説明書やメーカーのレシピにない使い方で調理するのは避けてください。
手間を減らすなら市販品を組み合わせる
コンロを使わずにおせちをそろえるなら、加熱不要の料理を中心にして、電子レンジで作る料理を1〜2品加える方法が現実的です。
- 切るだけ:かまぼこ、伊達巻、味付け数の子
- 盛るだけ:黒豆、栗の甘露煮、昆布巻き、味付けごまめ
- 和えるだけ:紅白なます、たたきごぼう
- 電子レンジで作る:栗きんとん、田作り、煮しめ
- オーブントースターで作る:焼き魚、焼きえび
すべてを手作りにせず、下処理済み・味付け済みの商品を使うと、コンロなしでも品数を増やせます。商品によっては保存方法や賞味期限が異なるため、購入後は表示を確認し、開封した料理は早めに食べてください。
コンロを使わないおせちの組み合わせ例
少ない作業で彩りを整えるなら、次のような組み合わせが便利です。
- 最小限の組み合わせ:かまぼこ、黒豆、数の子、紅白なます、栗きんとん
- 電子レンジを使う組み合わせ:紅白なます、栗きんとん、田作り、かまぼこ、黒豆
- 品数を増やす組み合わせ:かまぼこ、伊達巻、黒豆、数の子、紅白なます、栗きんとん、昆布巻き、焼きえび
コンロを使わずに作るなら、まずはかまぼこ・黒豆・数の子・紅白なますなどの加熱不要メニューを決め、足りない品だけ電子レンジやオーブントースターで追加すると、無理なくおせちを用意できます。







