おせちの買い物予算はどう立てる?

おせちの買い物予算はどう立てる?

おせちの買い物予算は、人数と品数を先に決め、購入品と手作り品を分けて積み上げると立てやすくなります。最初から「おせちはいくら」と決めるより、食べる人数・必要な日数・作る料理の数を基準にすると、買いすぎや予算オーバーを防げます。

おせちの買い物予算は「人数・品数・購入方法」で決める

予算を左右する主な要素は、次の4つです。

  • 何人で食べるか
  • 何食分を用意するか
  • どの料理を作るか
  • 材料を買って作るか、完成品を買うか

たとえば、少人数で少ない品数だけ用意する場合と、家族全員で三が日まで食べる場合では、必要な金額が大きく変わります。来客がある家庭は、普段の人数ではなく実際に食べる人数で計算しましょう。

おせちの予算を立てる手順

1. 食べる人数と日数を決める

まず、誰が何回食べるかを決めます。元日の朝だけ食べるのか、1月1日から3日まで食べるのかで、必要な量が変わります。

人数を数えるときは、大人と子どもを分けて考えると量を調整しやすくなります。子どもがあまり食べない料理や、大人だけが食べる料理がある場合は、全員分を一律に用意する必要はありません。

2. 作る料理と買う料理を分ける

次に、用意する料理を3つに分類します。

  • 手作りする料理
  • 惣菜や市販品を買う料理
  • 今回は用意しない料理

すべてを手作りすれば安くなるとは限りません。少量しか使わない材料や、普段使わない調味料を買う場合は、市販品のほうが支出を抑えられることもあります。

分類 予算を考えるポイント
手作り 材料費に加えて、調味料や飾りに使う費用も含める
市販品 商品価格だけでなく、内容量が人数に足りるか確認する
用意しない料理 無理に品数を増やさず、食べる料理に予算を回す

3. 料理ごとに買い物リストを作る

料理を決めたら、必要な材料を書き出します。たとえば、次のように料理別に分けると、重複購入を見つけやすくなります。

  • 煮しめ:鶏肉、根菜、こんにゃくなど
  • なます:大根、にんじん、酢など
  • 黒豆:黒豆、砂糖など
  • 伊達巻:卵、魚のすり身、調味料など
  • 盛り付け用:重箱、カップ、飾りなど

同じ材料を複数の料理で使う場合は、合計量を出してから購入します。料理ごとに別々に買うと、野菜や調味料が余りやすくなります。

4. 材料費と完成品の価格を合計する

予算は、次の式で計算できます。

おせちの買い物予算 = 食材費 + 市販品の費用 + 飲み物・副食費 + 容器や消耗品費

食材費には、主材料だけでなく、砂糖・しょうゆ・酢などの調味料も含めます。ただし、すでに家にあり、今回のために追加購入しないものは、買い物予算から外しても構いません。

5. 予算に予備費を加える

最後に、合計金額へ1割程度を目安に予備費を加えます。食材の価格変動、買い忘れ、予定外の来客などに対応するためです。

たとえば、買い物リストの合計が12,000円なら、計算例として予備費を1,200円加え、予算上限を13,200円に設定します。

これはあくまで予算の立て方を示す計算例であり、実際の価格は購入する商品、店舗、時期によって変わります。

予算を決めるときは「一人あたり」だけで考えない

一人あたりの金額を決める方法は分かりやすい一方、料理によって必要な費用が異なるため、それだけでは正確に管理しにくいことがあります。特に、少人数でも一品あたりの材料費が高い料理を作る場合は注意が必要です。

実際には、次のように固定費と人数で変わる費用に分けると考えやすくなります。

  • 固定費:調味料、重箱、飾り、少量でも必要な材料
  • 人数で変わる費用:肉、魚、かまぼこ、栗きんとんなどの量

少人数の家庭では、料理の種類を増やすより、食べ切れる量に絞るほうが無駄を減らせます。大人数の場合は、全品を高価な材料にせず、手作り料理と市販品を組み合わせると調整しやすくなります。

予算を抑えるための買い方

食べる料理を優先する

おせちは品数が多いほどよいとは限りません。家族が実際に食べる料理を優先し、苦手な料理や毎年残る料理は量を減らします。

「おせちに必要そうだから」という理由だけで買うと、食べ残しによって結果的に割高になることがあります。

高価な料理は少量にする

魚卵、えび、かずのこなど、価格が上がりやすい食材は、全員分を大量に用意する必要があるか確認します。少量を盛り付けて、煮物や酢の物など比較的調整しやすい料理を組み合わせる方法もあります。

手作りと市販品を使い分ける

手作りする料理は、材料を普段の料理にも使いやすいものから選ぶと、余りにくくなります。一方、少量しか作らない料理や、調理に手間がかかる料理は、市販品を必要な分だけ買う方法があります。

市販品を買う場合は、価格だけでなく、内容量と食べる人数を確認してください。安く見えても、複数個必要になると予算を超えることがあります。

買い物を一度に決めすぎない

日持ちする食品と、直前に買う食品を分けると、余分な購入を減らせます。早めに買うもの、直前に買うものをリストに分け、購入後に残っている材料を確認してから追加購入します。

予算オーバーを防ぐチェック項目

買い物前に、次の項目を確認すると予算を管理しやすくなります。

  • 食べる人数と日数を決めたか
  • 料理ごとの必要量を決めたか
  • 家にある調味料や食材を確認したか
  • 手作り品と市販品を分けたか
  • 飲み物や餅、雑煮の材料を別にしていないか
  • 重箱、保存容器、飾りなどの費用を含めたか
  • 予備費を残しているか

特に、雑煮の材料や飲み物は、おせちとは別に考えて忘れやすい費用です。年末年始に必要な食材をまとめて管理するなら、「おせち分」と「年末年始の食事分」を分けて記録すると、何にいくら使ったか分かりやすくなります。

おせちの買い物予算は上限を決めてから調整する

おせちの予算は、相場だけを目安にするのではなく、人数・食べる日数・料理の品数・手作りと市販品の割合から計算するのが基本です。

まず料理を決め、必要な材料と市販品をリスト化し、合計額に予備費を加えます。合計が上限を超えた場合は、品数を減らす、量を調整する、市販品と手作りを入れ替える順に見直すと、食べ残しを抑えながら予算を調整できます。