おせちをオーブンで簡単に作るなら、伊達巻、松風焼き、えびの焼き物、ぶりの照り焼きがおすすめです。煮物のように鍋を見続ける必要がなく、天板に並べて焼ける料理が中心なので、コンロがふさがっているときにも作れます。
オーブンの機種によって焼き色や火の通り方が変わるため、焼き時間は目安です。特に鶏肉や魚は、中心まで火が通っていることを確認してください。
オーブンで作りやすいおせち料理
| 料理 | 作りやすさ | 焼き方の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 伊達巻 | 材料を混ぜて焼くだけ | 180℃で約15分 | 甘い卵料理を作りたい人 |
| 松風焼き | 混ぜて天板に広げて焼くだけ | 180℃で約15〜20分 | 食べやすい鶏料理を作りたい人 |
| えびの焼き物 | 下味をつけて焼くだけ | 200℃で約8〜10分 | 見た目の華やかさを出したい人 |
| ぶりの照り焼き | たれを塗って焼くだけ | 200℃で約10〜12分 | 魚のおせちを手軽に作りたい人 |
伊達巻はフードプロセッサーとオーブンで簡単に作れる
伊達巻は、卵とはんぺんをなめらかにして焼き、熱いうちに巻いて形を整えます。魚のすり身を使う本格的な作り方よりも、はんぺんを使う方法が簡単です。
材料の目安
- 卵:4個
- はんぺん:1枚
- 砂糖:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 薄口しょうゆ、またはしょうゆ:小さじ1
作り方
- はんぺんを適当な大きさにちぎり、卵、砂糖、みりん、しょうゆと一緒にミキサーやフードプロセッサーに入れます。
- 材料が均一になるまで混ぜます。機械がない場合は、はんぺんを裏ごししてから卵と混ぜても作れます。
- オーブンシートを敷いた型や小さめの天板に流し、180℃に予熱したオーブンで約15分焼きます。
- 表面に焼き色がつき、中央まで固まったら取り出します。
- 焼き色のついた面を下にして、熱いうちに巻きすで巻きます。輪ゴムなどで形を固定し、冷めてから切り分けます。
焼き上がりが冷めてから巻くと割れやすいため、取り出したら早めに巻くのがポイントです。生地が厚い場合は中心が固まるまで追加加熱してください。
松風焼きは混ぜた鶏ひき肉を広げて焼く
松風焼きは、鶏ひき肉に調味料を混ぜ、平らにして焼く料理です。表面にけしの実や白ごまを散らすと、おせちらしい見た目になります。
材料の目安
- 鶏ひき肉:300g
- 卵:1個
- みそ:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ1
- パン粉:大さじ3
- 白ごま、またはけしの実:適量
作り方
- ボウルに鶏ひき肉、卵、みそ、砂糖、酒、パン粉を入れて、粘りが出るまで混ぜます。
- オーブンシートを敷いた天板に、厚さ1〜1.5cm程度になるよう四角く広げます。
- 表面に白ごまやけしの実を散らします。
- 180℃に予熱したオーブンで15〜20分焼きます。
- 中心まで火が通ったことを確認し、冷ましてから食べやすい大きさに切ります。
鶏肉は、切ったときに中心が生の状態でないことを確認してください。温度計を使える場合は、最も厚い部分が中心温度75℃で1分以上になるまで加熱します。
えびの焼き物は下味をつけて焼くだけ
えびは形が崩れにくく、天板に並べて焼くだけで華やかなおせちになります。殻付きのえびを使うと、盛り付けたときに見栄えがします。
材料の目安
- 殻付きえび:4〜6尾
- 酒:小さじ2
- 塩:少々
- しょうゆ:小さじ1
- みりん:小さじ1
作り方
- えびの背わたを取り、流水で洗って水気を拭き取ります。
- 酒と塩をまぶし、5〜10分置きます。
- えびの水気をもう一度拭き、しょうゆとみりんを合わせたたれを塗ります。
- 200℃に予熱したオーブンで、えびの大きさに応じて8〜10分焼きます。
- 殻の色が赤くなり、身が白く不透明になっていれば完成です。
たれを最初から塗ると焦げやすい場合は、最初に塩焼きにして、焼き上がる数分前にたれを塗ってください。
ぶりの照り焼きはオーブンでまとめて焼ける
ぶりの照り焼きは、フライパンを使わなくてもオーブンで作れます。焼く前にたれへ長時間漬け込むより、途中でたれを塗るほうが焦げにくく仕上がります。
材料の目安
- ぶりの切り身:2〜4切れ
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ1
- 砂糖:小さじ1〜2
作り方
- ぶりに軽く塩を振って10分ほど置き、出てきた水分を拭き取ります。
- しょうゆ、みりん、酒、砂糖を混ぜてたれを作ります。
- 天板にオーブンシートを敷き、ぶりを並べます。
- 200℃に予熱したオーブンで、まず6〜7分焼きます。
- たれを塗ってさらに焼き、火が通ったら取り出します。表面に照りを出したい場合は、焼いている途中で2〜3回たれを塗ります。
たれが天板に流れると焦げやすいため、ぶりの表面に塗る量を調整してください。切り身の厚さによって焼き時間が変わるので、身の中心まで火が通っているか確認します。
オーブンでおせちを作るときの失敗を防ぐコツ
最初は、焼き時間が短く、材料を混ぜたり並べたりするだけの松風焼きかえびの焼き物から始めると作りやすいです。伊達巻は、焼き上がり直後に巻く工程があるため、焼く前に巻きすを準備しておきます。
- オーブンはレシピの温度に予熱しておく
- 天板にはオーブンシートを敷く
- 食材は重ならないように並べる
- 焼き色が強すぎるときは、途中でアルミホイルをかぶせる
- 焼き上がりの見た目だけで判断せず、中心の火の通りを確認する
- 作った料理は粗熱を取り、清潔な保存容器に入れて冷蔵する
一度に複数の料理を焼く場合は、必要な温度が近い料理を組み合わせます。温度や焼き時間が違う料理を同時に入れると仕上がりが変わるため、基本的には一品ずつ焼くほうが失敗しにくいでしょう。
オーブンで簡単に作るおせちなら、まずは松風焼き、伊達巻、えびの焼き物が向いています。食卓を華やかにしたい場合はえび、甘い料理を加えたい場合は伊達巻、ボリュームのある料理がほしい場合は松風焼きを選ぶと、少ない品数でもおせちらしく整えられます。







