おせち料理を時短で作るには、すべてを手作りせず、日持ちする料理から先に準備し、盛り付けを簡単にするのが基本です。煮しめや紅白なますなどは前日までに作り、かまぼこや伊達巻は市販品を使うと、調理時間を大きく減らせます。
おせち料理を時短で作る基本の方法
短時間で仕上げるポイントは、料理を「手作りするもの」「市販品を使うもの」「切って盛るだけのもの」に分けることです。
- 手作りする料理:紅白なます、煮しめ、たたきごぼうなど
- 市販品を使う料理:黒豆、栗きんとん、伊達巻、昆布巻きなど
- 切って盛るだけの料理:かまぼこ、数の子、ゆでえびなど
品数を増やすよりも、色や味の違いを組み合わせると、少ない料理でもおせちらしく見せられます。
時短しやすいおせち料理と作り方
短時間で作りやすい料理を中心に選ぶと、調理の負担を抑えられます。
| 料理 | 時短の方法 | 準備の目安 |
|---|---|---|
| 紅白なます | 大根とにんじんをスライサーで細切りにし、合わせ酢で和える | 前日まで |
| 煮しめ | 具材を同じ大きさに切り、まとめて煮る | 前日まで |
| たたきごぼう | 下ゆでしたごぼうをたたき、調味料で和える | 前日まで |
| 栗きんとん | 市販の栗甘露煮や、裏ごし済みのさつまいもを使う | 前日まで |
| かまぼこ | 飾り切りにして盛り付ける | 当日でも可 |
| 伊達巻 | 市販品を切って盛り付ける | 当日でも可 |
| 黒豆 | 市販品を使う。手作りする場合は早めに煮る | 前日まで |
紅白なますは前日に作る
大根とにんじんを細切りにし、塩を振ってしばらく置きます。水分を絞ってから、酢、砂糖、塩などを合わせた調味液で和えるだけなので、短時間で作れます。
冷蔵庫で味をなじませる時間を取ると、当日に作るよりも準備が楽になります。水分が出やすいため、保存容器に入れて冷蔵してください。
煮しめは具材をまとめて煮る
鶏肉、れんこん、にんじん、しいたけ、こんにゃくなどを使う煮しめは、具材を別々に調理せず、同じ鍋で煮ると時短になります。火が通りにくい具材は小さめに切り、具材の大きさをそろえると加熱時間を合わせやすくなります。
飾り切りにこだわると時間がかかるため、にんじんを花形にするなど、見た目に影響が大きいものだけを飾り切りにすると効率的です。
市販品は切り方と盛り付けで整える
かまぼこ、伊達巻、黒豆、栗きんとん、昆布巻きなどは、市販品を利用して問題ありません。料理ごとに別の器へ盛るだけでも、手作りした料理と組み合わせやすくなります。
かまぼこや伊達巻は厚さをそろえて切り、黒豆や栗きんとんは小さな器に入れると、全体が整って見えます。
前日と当日に分ける時短スケジュール
おせちは、日持ちしやすい料理を前日に作り、傷みやすい料理や盛り付けを当日に行うと準備しやすくなります。
前日に行うこと
- 重箱や保存容器を洗い、しっかり乾かす。
- 黒豆、栗きんとん、紅白なます、たたきごぼうなどを準備する。
- 煮しめを作り、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存する。
- 市販のおせち料理を開封し、盛り付ける料理を確認する。
- かまぼこや伊達巻などを切る場合は、切る直前まで冷蔵保存する。
当日に行うこと
- 煮しめなどを冷蔵庫から出し、必要に応じて温め直す。
- かまぼこ、伊達巻、数の子などを切る。
- 料理ごとの汁気を軽く切る。
- 大きな料理から重箱に詰める。
- 黒豆や栗きんとんなど、形を整えやすい料理をすき間に入れる。
料理を重箱に詰める前に、汁気を切ることが大切です。汁が多い料理をそのまま詰めると、ほかの料理に味や色が移りやすくなります。
調理時間を短くする買い物のコツ
買い物の段階で、下処理済みの食材や市販品を選ぶと、切る・ゆでる・裏ごしするといった作業を減らせます。
- 水煮のれんこんや下処理済みのこんにゃくを使う
- 栗甘露煮や市販の栗きんとんを使う
- 黒豆や昆布巻きは完成品を選ぶ
- むきえびやゆでえびを使う
- 飾り切り用の型抜きを必要な分だけ用意する
ただし、商品の内容量や味付け、保存方法は商品ごとに異なります。購入後はパッケージの表示を確認し、開封後は表示に従って冷蔵保存してください。
おせちらしく見せる盛り付けの方法
料理の数が少なくても、赤・白・黒・黄色・緑などの色を入れると、見た目に変化が出ます。
- 赤:紅白なます、えび、かまぼこ
- 白:れんこん、大根、かまぼこ
- 黒:黒豆、昆布巻き
- 黄色:栗きんとん、伊達巻
- 緑:絹さや、葉物の飾り
重箱がない場合は、大皿や仕切りのある弁当箱、小さな器を組み合わせても構いません。料理を小分けにすると汁気や味が混ざりにくく、少量でも整って見えます。
時短でも注意したい保存と衛生管理
時短のために前日から作る場合でも、料理は粗熱を取ってから冷蔵庫へ入れ、常温に長時間置かないようにします。調理器具や保存容器は清潔なものを使い、取り分けるときは乾いた清潔な箸やスプーンを使用してください。
料理ごとの保存期間は、材料、加熱状態、味付け、保存温度によって変わります。保存日数を一律に決めず、食品の表示や家庭の衛生管理に従い、においや見た目に異常がある場合は食べないでください。
最短で作るなら「手作り3品+市販品」がおすすめ
手作りする料理を紅白なます、煮しめ、たたきごぼうなどの3品に絞り、黒豆、栗きんとん、伊達巻、かまぼこなどを市販品でそろえると、調理工程を減らせます。
まずは作る料理を3品程度に決め、前日に下ごしらえと調理を済ませてください。当日は切る・汁気を切る・盛り付ける作業に集中すると、おせち料理を効率よく仕上げられます。







