おせちは手作りと市販品をどう組み合わせる?

おせちは手作りと市販品をどう組み合わせる?

おせちは、すべてを手作りするよりも、作りやすい料理だけ手作りし、時間のかかる料理や少量でよい料理を市販品にすると組み合わせやすくなります。たとえば、煮しめやなますを手作りし、黒豆・栗きんとん・かまぼこ・伊達巻を市販品にする方法です。家族の好み、作る時間、予算に合わせて「手作りする品数」を決めると、無理なく準備できます。

おせちの手作りと市販品は「料理の種類」で分ける

組み合わせを決めるときは、料理を「手作りしやすさ」「調理にかかる時間」「市販品との味の差が出やすいか」で分けると判断しやすくなります。

料理 組み合わせの考え方
煮しめ 具材や味付けを調整しやすいため、手作り向き
紅白なます 材料が少なく、少量から作れるため、手作り向き
田作り 少量なら手作りしやすいが、市販品を使ってもよい
黒豆 調理時間が長くなりやすいため、市販品が便利
栗きんとん 裏ごしや味の調整に手間がかかるため、市販品も選びやすい
伊達巻 焼く工程が必要なため、市販品を使うと準備しやすい
かまぼこ 切って盛り付けるだけなので、市販品を使うのが一般的
数の子 塩抜きや味付けに時間が必要なため、市販品や味付け済み商品が便利

これはあくまで選び方の目安です。家族が特に好きな料理や、毎年作っている料理があれば、手作りする品として優先して構いません。

迷ったときに使いやすい組み合わせ方

迷った場合は、手作り2〜4品、市販品4〜6品ほどを目安にすると、手作り感と準備のしやすさを両立しやすくなります。品数は家族の人数や、重箱に詰める量によって調整してください。

手作りしやすい基本の組み合わせ

  • 手作り:煮しめ、紅白なます、田作り
  • 市販品:黒豆、栗きんとん、伊達巻、かまぼこ、数の子

野菜を使う料理を手作りすると、全体に家庭らしさが出ます。一方で、黒豆や栗きんとんのように調理時間や下ごしらえが必要な料理は市販品にすると、作業量を減らせます。

手作りを少なくしたい場合

  • 手作り:煮しめ、または紅白なますのどちらか1品
  • 市販品:黒豆、栗きんとん、伊達巻、かまぼこ、数の子、田作り

手作りを1品に絞る場合は、家族がよく食べる料理を選ぶのがおすすめです。煮しめなら具材を増減しやすく、紅白なますなら少量でも作りやすいという違いがあります。

手作り感を出したい場合

  • 手作り:煮しめ、紅白なます、田作り、栗きんとん
  • 市販品:黒豆、伊達巻、かまぼこ、数の子

市販品を使っても、器や盛り付けを工夫すると手作り品となじみます。市販の黒豆やかまぼこを小皿に分けたり、煮しめを重箱の中央に配置したりすると、全体が整って見えます。

時間で決めるなら「前日に作れる料理」を手作りする

おせちを組み合わせるときは、当日に作る料理を減らすことが重要です。前日に作っておける料理を手作りし、盛り付けるだけの料理を市販品にすると、元日の負担を抑えられます。

  1. 家族が必ず食べる料理を2〜3品選ぶ。
  2. その中から、前日までに作れる料理を手作りする。
  3. 調理時間が長い料理や、少量だけ必要な料理を市販品にする。
  4. 市販品の内容量を確認し、必要な分だけ購入する。
  5. 食べる直前に盛り付ける料理と、冷蔵保存する料理を分けて準備する。

市販品を購入する場合も、商品の保存方法、開封後の扱い、賞味期限や消費期限を確認してください。手作り品も、市販品も、表示やレシピの保存方法に従って管理します。

予算で決める場合の考え方

予算を抑えたい場合は、野菜や調味料を使う煮しめや紅白なますを手作りし、少量でも購入しやすい料理だけ市販品にすると調整しやすくなります。

反対に、材料を何種類も買う必要がある料理や、少量のために専用の材料をそろえる料理は、市販品のほうが無駄が出にくいことがあります。手作りと市販品の単価だけでなく、材料費と調理時間を含めて決めるのがポイントです。

優先したいこと 手作りに向く選び方 市販品に向く選び方
費用を抑えたい 材料を使い回せる煮しめやなます 少量だけ必要な料理
調理時間を短くしたい 切って和えるだけの料理 煮る・焼く・裏ごしする料理
家族の好みに合わせたい 味付けを変えたい料理 好みが分かれる料理を少量購入
見た目を整えたい 煮しめなどの主菜になる料理 色を添えやすいかまぼこや伊達巻

市販品を選ぶときに確認すること

市販品は、料理名だけでなく、内容量と食べる人数に合うかを確認します。重箱に詰める場合は、個包装のまま使うのか、別の容器に移すのかも決めておくと、購入後に迷いません。

  • 家族が食べる量に対して多すぎないか
  • 賞味期限または消費期限が、食べる日まで保たれるか
  • 要冷蔵か、保存温度の指定があるか
  • 開封後に早めに食べる必要があるか
  • アレルギー表示や原材料を確認したか
  • 味付けが家族の好みに合いそうか

市販品の「日持ち」は商品ごとに異なります。購入時の表示を確認し、開封後は表示どおりに保存してください。

手作りと市販品をきれいに詰めるコツ

手作り品と市販品を混ぜるときは、料理ごとに区切ると見た目が整います。汁気のある煮しめやなますは、ほかの料理に味が移らないよう、仕切りや小分けの容器を使います。

  • 煮しめは汁気を軽く切ってから詰める
  • 紅白なますは小鉢やカップに入れる
  • 黒豆や栗きんとんは汁気が出にくい容器に分ける
  • かまぼこや伊達巻は切り方をそろえる
  • 色の濃い料理と淡い料理を隣り合わせに配置する

市販品をそのまま詰めることに抵抗がある場合は、器を変える、飾り切りを加える、手作りの料理を中央に置くといった工夫ができます。料理自体を作り直さなくても、盛り付けで統一感を出せます。

結局どこまで手作りするのがよい?

手作りと市販品の組み合わせは、「家族が食べる料理」と「自分が無理なく作れる料理」を手作りし、時間のかかる料理や少量だけ必要な料理を市販品にするのが基本です。

最初に、手作りしたい料理を2〜4品に絞り、残りを市販品で補うと決めると準備しやすくなります。特に迷う場合は、煮しめや紅白なますを手作りし、黒豆・栗きんとん・伊達巻・かまぼこを市販品にする組み合わせから始めると、負担を抑えながらおせちらしさを整えられます。