おせちの取り分け方のコツは、料理を最初から小分けにし、汁気のあるものと固形のものを分けて盛ることです。全員分を一度に取り分けるなら、重箱から直接取るのではなく、取り箸や小皿を使うと衛生的で、見た目も整います。
おせちは最初に小皿へ取り分ける
食卓に重箱を置いたまま各自が取るよりも、食べる人数や料理の量に合わせて、あらかじめ小皿へ分けておくと取りやすくなります。
- 大人には料理を数種類ずつ、少量に分ける
- 子どもには食べやすい料理を中心に盛る
- 一度に食べる分だけ取り分け、残りは冷蔵庫で保管する
- 料理ごとに取り箸やトングを用意する
料理を少しずつ盛れば、苦手なものがある人も無理なく選べます。全員が同じ内容を食べる必要はなく、年齢や好みに合わせて量を変えて問題ありません。
料理の種類ごとに取り分ける順番を決める
取り分けるときは、汁が出にくい料理から先に盛り、汁気のある料理を最後にすると、他の料理へ味や汁が移りにくくなります。
- 黒豆、栗きんとん、かまぼこなど、汁気の少ない料理を盛る
- 伊達巻、昆布巻き、田作りなど、形を崩したくない料理を盛る
- 煮しめや筑前煮など、汁気のある料理を盛る
- 数の子や酢の物など、汁が出やすい料理を最後に盛る
料理ごとに別の箸やスプーンを使うと、味が混ざりにくくなります。特に、汁気のある料理を別の料理の上へ重ねると、盛り付けが崩れやすいため注意しましょう。
重箱から取り分けるときの盛り方
重箱から直接取る場合は、料理を崩さないように端から少しずつ取り分けます。料理の中央だけを先に取ると、残った料理が偏って見えるため、全体の形を保ちながら取るのがコツです。
- 取り箸の先で料理を強く押さえつけない
- 汁気のある料理は、汁を切ってから小皿へ移す
- 一口で食べにくい料理は、取り分け後に食べやすい大きさへ切る
- 最後の人が取りやすいよう、料理を端へ寄せすぎない
取り箸がない場合でも、食事用の箸を共有するのは避け、清潔なスプーンやトングを使います。取り分け用の道具と、自分が食べる箸を分けると衛生面でも安心です。
料理別に取り分けるときのコツ
| 料理 | 取り分け方のコツ |
|---|---|
| 黒豆 | 汁ごと大量に移さず、豆が崩れないようスプーンですくう |
| 栗きんとん | 一人分ずつ小さな山に分け、ほかの料理と混ぜない |
| かまぼこ | 形をそろえて数切れずつ盛る |
| 伊達巻 | 崩れないよう側面から持ち上げる |
| 数の子 | 大きいものは食べやすい大きさに分け、汁がほかへ流れない皿に盛る |
| 煮しめ | 汁を軽く切り、根菜やこんにゃくなどを偏らないよう組み合わせる |
| 酢の物 | 汁気を切って、専用の小鉢や仕切りのある皿へ盛る |
料理の形や味を保ちたい場合は、一つの皿にすべてを詰め込まず、煮物や酢の物を小鉢へ分けます。仕切りのあるプレートを使うと、料理同士が触れにくく、取り分けも簡単です。
子どもや高齢者には食べやすさを優先する
子どもや高齢者の分は、見た目の形式よりも、食べやすい大きさと量を優先します。魚介類や餅などは、骨や硬い部分がないかを確認してから盛り付けます。
- 一口で食べられる大きさにする
- 硬いものや弾力の強いものは、食べる人に合わせて小さくする
- 黒豆や栗きんとんなど、食べやすい料理を少量ずつ盛る
- 食べ残しが出にくいよう、最初は少なめにする
小さく切る必要がある料理は、取り分ける前に全員分を切るのではなく、食べる人の分だけ切ると乾燥や形崩れを抑えられます。
食べ残しを減らす取り分け方
最初から一人分を多く盛らず、少なめに取り分けて、足りない人が追加する方法が適しています。料理の残量を見ながら追加できるため、食べ残しを減らせます。
取り分けた料理を重箱へ戻すと、箸が触れた料理と残りの料理が混ざります。食卓に出した後の料理を戻す場合は、保存せずその場で食べる分に限り、残りは別の清潔な容器へ分けて冷蔵保存します。
保存や食べられる期間は、料理の種類、調理状態、室温に置かれた時間によって変わります。特に魚介類や水分の多い料理は、長時間室温に置かず、商品表示や家庭で決めた保存方法を確認してください。
取り分け方に迷ったときの基本
迷った場合は、「汁気の少ない料理から、食べる人に合わせて少量ずつ」を基本にすると失敗しにくくなります。取り分け用の箸を料理ごとに用意し、汁が出る料理は小鉢へ分ければ、見た目と衛生面の両方を整えられます。
まずは人数分の小皿や小鉢を用意し、黒豆やかまぼこなどを少量ずつ盛ります。その後、煮物や酢の物を別に加え、足りない人へ追加する順番にすると、無理なくおせちを楽しめます。







