おせちで子どもが食べられるものは、栗きんとん、伊達巻、黒豆、かまぼこ、煮しめのやわらかい野菜などです。ただし、年齢や歯の生え方、アレルギーによって食べられる範囲は変わります。
おせちは味が濃く、甘い料理やかたい食材も多いため、子どもには少量を取り分け、必要に応じて小さく切ったり薄めたりして出しましょう。
子どもが食べやすいおせち
| 料理 | 食べやすい理由 | 出すときの注意 |
|---|---|---|
| 栗きんとん | やわらかく、甘みがある | 糖分が多いため少量にする。栗はつぶすか、小さく切る |
| 伊達巻 | やわらかく、卵焼きに近い | 卵アレルギーがある場合は避ける。甘みがあるため食べすぎに注意する |
| 黒豆 | やわらかく煮てある | 丸くてつるりとしているため、特に小さい子にはそのまま与えない |
| かまぼこ | やわらかく、切り分けやすい | 薄く切り、原材料とアレルギー表示を確認する |
| 煮しめ | 大根、にんじん、里芋などをやわらかくできる | 味が濃い場合は、具材を取り分けて小さく切る |
| さつまいも | やわらかく、自然な甘みがある | 口の中でまとまりやすいため、飲み込みやすい大きさにする |
年齢や発達に合わせて選ぶ
離乳食期の子どもには、おせち料理をそのまま与えるのではなく、煮しめの大根やにんじん、さつまいもなど、味付け前のやわらかい具材を取り分ける方法が向いています。市販のおせちは味が濃いことがあるため、煮汁を落としたり、湯で軽く洗ったりしてもよいでしょう。
幼児期以降は、伊達巻や栗きんとんなどを少量から試せます。ただし、前に食べたことがない食材や、卵・大豆・魚介類などアレルギーの可能性がある食材は、体調のよい日に少しずつ与えます。
年齢だけでなく、歯の生え方や、普段から食べ物をかんで飲み込めているかも判断材料になります。
小さい子どもは避けたい、または注意が必要なおせち
黒豆や栗など、丸くて詰まりやすいもの
黒豆や栗は、やわらかくても丸いままだと喉に詰まるおそれがあります。小さい子どもには、つぶす、細かく刻む、薄く切るなどして、子どもが普段食べている形に近づけてください。
数の子や魚介類
数の子はかたく、塩分も多いため、幼い子どもには食べにくい料理です。魚卵や魚介類にアレルギーがある場合は避け、原材料表示を確認してください。
こんにゃくやかたい肉
こんにゃくは弾力があり、子どもがかみ切りにくい食材です。煮しめの鶏肉や牛肉も、筋があったりかたかったりする場合は、無理に食べさせず、やわらかい部分を細かくして出します。
田作りやたたきごぼう
田作りは小魚がかたく、骨もあるため、幼い子どもには向きません。たたきごぼうも繊維が残りやすく、十分にやわらかくできていない場合は避けたほうがよいでしょう。
餅
餅はおせち料理ではありませんが、お正月に一緒に出されることがあります。粘りが強く詰まりやすいため、特に小さい子どもには与えないでください。大きくなってからも、食べる場合は小さくし、よくかんでいるかを見守ります。
子ども用におせちを取り分ける方法
- 味付け前、または味の薄い具材を先に取り分ける。
- 大根、にんじん、里芋などを、指でつぶせる程度までやわらかくする。
- 黒豆、栗、かまぼこなどは、年齢に合わせてつぶすか小さく切る。
- 濃い煮汁や甘い蜜を落とし、少量ずつ皿に盛る。
- 初めて食べる食材は、ほかの料理と混ぜずに少量から試す。
取り分ける料理がない場合は、無理におせちを食べさせる必要はありません。普段食べ慣れているおにぎり、うどん、卵焼き、やわらかい野菜などを用意すると、子どもも安心して食事を楽しめます。
迷ったときの選び方
やわらかい、かみ切れる、味が濃すぎない、アレルギーの確認ができるという4点を基準にすると選びやすくなります。特に1〜2歳頃の子どもには、料理名ではなく、具材のかたさや形を見て判断してください。
おせちで子どもが食べやすいのは、栗きんとん、伊達巻、かまぼこ、煮しめのやわらかい野菜などです。黒豆や栗、こんにゃく、餅のように詰まりやすいものは形を変えるか避け、子どもの年齢と食べる力に合わせて少量ずつ出しましょう。







