おせちを短時間で用意するなら、下ゆでや煮込みが少ない「紅白なます」「たたきごぼう」「えびの酒蒸し」「簡単栗きんとん」がおすすめです。市販の栗甘露煮やかまぼこも使えば、数品を合わせて30〜60分ほどで作れます。
時間がかからないおせちレシピ4品
1. 紅白なます|約10分
大根とにんじんを細く切って甘酢で和えるだけの、火を使わないおせちです。食べる直前でも作れますが、少し置くと味がなじみます。
材料(作りやすい分量)
- 大根:200g
- にんじん:30g
- 塩:小さじ1/2
- 酢:大さじ3
- 砂糖:大さじ1
- 塩:ひとつまみ
- 大根とにんじんを細切りにし、塩小さじ1/2をもみ込んで5分置きます。
- 水分が出たら、手で軽く絞ります。
- 酢、砂糖、塩を混ぜ、大根とにんじんを和えます。
ゆずの皮があれば少量を細切りにして加えると、香りがよくなります。塩もみ後の野菜を強く絞りすぎると食感が失われるため、軽く水分を取る程度にします。
2. たたきごぼう|約15分
ごぼうを短時間ゆで、たたいて調味料と和えるだけです。ごぼうを細めに切ると、ゆで時間を短くできます。
材料(2〜3人分)
- ごぼう:1本
- 酢:大さじ1
- 砂糖:小さじ2
- しょうゆ:小さじ1
- すりごま:大さじ2
- ごぼうの泥を洗い、5cmほどの長さに切ります。太い部分は縦半分または4等分にします。
- 鍋に湯を沸かし、酢少量を加えてごぼうを5〜7分ゆでます。
- ごぼうが竹串で刺せる硬さになったら水気を切り、めん棒などで軽くたたいて割れ目を入れます。
- 酢、砂糖、しょうゆ、すりごまを混ぜ、ごぼうと和えます。
ごぼうをたたくと調味料がなじみやすくなります。ゆですぎると歯ごたえが弱くなるため、少し歯ごたえが残る段階で火を止めます。
3. えびの酒蒸し|約15分
えびをだしで長く煮る代わりに、酒蒸しにすると短時間で仕上がります。殻付きえびを使うと、盛り付けたときにおせちらしく見えます。
材料(2〜3人分)
- 殻付きえび:6尾
- 酒:大さじ2
- 塩:少々
- しょうゆ:小さじ1
- えびの背わたを取り、流水で洗って水気を拭きます。
- フライパンにえびを並べ、酒と塩を加えます。
- ふたをして中火で3〜4分蒸し、えびの色が全体に変わるまで加熱します。
- 仕上げにしょうゆを回しかけ、汁気を軽く煮詰めます。
えびの大きさによって加熱時間は変わります。中心まで火が通っていることを確認してから取り出してください。
4. 簡単栗きんとん|約20分
さつまいもを裏ごしする代わりに、やわらかく煮てつぶせば調理時間を短縮できます。市販の栗の甘露煮を使うと、栗を煮る工程も省けます。
材料(作りやすい分量)
- さつまいも:300g
- 栗の甘露煮:6〜8粒
- 栗の甘露煮のシロップ:大さじ3〜4
- 砂糖:大さじ1〜2
- 塩:ひとつまみ
- さつまいもの皮を厚めにむき、1〜2cm幅に切って水に5分さらします。
- 鍋にさつまいもと、かぶる程度の水を入れ、やわらかくなるまで10分ほどゆでます。
- 湯を切り、熱いうちにつぶします。なめらかにしたい場合は、ここで裏ごしします。
- 鍋にさつまいも、シロップ、砂糖、塩を入れて弱火にかけ、混ぜながら好みの硬さに整えます。
- 火を止めて栗を加え、形を崩さないように混ぜます。
シロップの甘さによって砂糖の量を調整してください。水分が多い場合は弱火で少し煮詰め、焦げないように混ぜ続けます。
切るだけで用意できるおせち
調理時間をさらに短くしたい場合は、かまぼこ、伊達巻、黒豆、味付け数の子などを市販品でそろえ、盛り付けに時間を使う方法もあります。
- かまぼこ:厚さをそろえて切り、紅白で交互に並べる
- 伊達巻:食べやすい厚さに切る
- 黒豆:汁気を軽く切って小鉢に盛る
- 栗の甘露煮:汁気を切って栗きんとんや小鉢に添える
市販品を使うことは手抜きではありません。紅白なますやえびなど手作りしやすい品だけ作り、時間のかかる品を購入すると、負担を抑えながら品数をそろえられます。
短時間で作る順番
複数の料理を作るときは、冷ます時間が必要なものから始めると効率的です。
- さつまいもをゆで、栗きんとんを作って冷まします。
- ごぼうをゆで、たたきごぼうを作ります。
- 大根とにんじんを切り、紅白なますを和えます。
- 最後にえびを酒蒸しにします。
- 料理が冷めたら、汁気を切って重箱や器に盛り付けます。
同じ鍋を使う場合は、さつまいも、ごぼう、えびの順に調理すると、香りや汚れが移りにくくなります。調理器具を分ける場合は、作りやすい順番で問題ありません。
作り置きするときの注意点
完成した料理は粗熱を取ってから冷蔵庫に入れ、長時間室温に置かないようにします。特にえびなどの魚介類は、十分に加熱し、食べる分だけ取り出してください。
保存期間は材料や冷蔵状態によって変わるため、日数を一律に決めず、見た目やにおいに異常がないかも確認します。心配な場合は、食べる当日に作るか、市販品の表示に従って保存してください。
短時間で作るなら、火を使わない紅白なます、ゆでて和えるたたきごぼう、酒蒸しのえび、甘露煮を使う栗きんとんの組み合わせが便利です。すべてを手作りせず、市販品も組み合わせると、無理なくおせちを用意できます。







